今日の休みは佐世保に行く筈であった。
ところが、前日に姉から連絡があり、諸事情で佐世保には行かなくていいようになった。
佐世保に行くつもりで「早朝登山で鬼ノ鼻山にでも……」と思っていたので、急遽計画の練り直しとなった。
さて、どこにするか……
今年3回目の登山。
まだ天山には登っていない。
〈そうだ、天山にしよう!〉
このところ寒い日が続いており、天山の積雪もすごいようだ。
天山はかなり上まで車道が通じているが、積雪により中腹から上は車が使えない。
よって、山頂まで登るとなると、歩きにかなり時間を割かなければならない。
今の時期は短時間の登山ができないのだ。
休日が丸々使える今日ならば、登れそうだ。
ちょうど一年前もすごい積雪であった。
あの日、上宮から少し登った所で登頂を断念した。
積雪が腰辺りまであったのと、膝が痛みだしたからだ。
あの日のリベンジの意味でも、今日はなんとしても登頂したい。
8:45
車で家を出る。
今日は時間に余裕があるので、遅い出発となった。
途中、コンビニで菓子パンと調理パンを買う。
国道203号線の晴田橋交差点で左折、県道337号線へ入り、天山方面に向かう。
途中、道路脇に車を駐め、天山を写真に撮る。
稜線は白くなっているが、どのくらい積もっているのかは分からない。
晴気の集落に向かう道路は、昨年の大雨で崩壊した道路の補修工事が行われていた。
片側通行が何箇所かあり、このような信号が取り付けられていた。
9:22
分校方面に右折する分岐にさしかかる。
ここからは道路がアイスバーンになっており、車での通過は危険と判断。
少し戻って、道路脇が広くなっている場所に車を駐め、準備とストレッチ。
9:34
出発する。
9:44
晴田小川内分校通過。
左折し、林道を登って行く。
車が通った跡があったが、崩落して道が細くなっている箇所の前でUターンしたようだ。
ここから先はノートレース。
白い世界。
あるのは、野生の小動物たちの足跡のみ。
10:40
もうひとつの林道との合流点を通過。
積雪は、一段と増してくる。
この辺りはもうかなり深い。
とても歩きにくい。
とても車道と思えない。
11:15
上宮駐車場への分岐にさしかかる。
右折し、駐車場の方へ向かう。
標識も雪に埋まっている。
駐車場から上宮へ向かう道。
ただの斜面にしか見えない。
11:22
上宮に到着。
すごい積雪だ。
昨年を思い出す。
池は氷結し、その上に雪が積もっている。
四阿の屋根の積雪がすごい!
丸いテーブルがあるこの場所も、積雪は昨年以上かもしれない。
四阿の下で、菓子パンと調理パンを食べる。
11:35
上宮から出発する。
積雪の重みに堪えられず、木が傾いで登山道を塞いでいる。
登山道を歩いているのだが、道が判然としない。
昨年はこの辺りで登頂を断念した。
今年もすごい積雪だ。
太股あたりまでズブリと足が雪に沈む。
深い所では、1mくらいはありそうだ。
ストックがすべて埋まってしまうほど……
時間をかけてゆっくりと進む。
12:16
あめ山分岐を通過。
ここまでノートレースだったが、岸川ルートからの足跡を発見。
本来は岩や石がゴツゴツしている斜面だが、雪に覆われ、何も見えない。
もうすぐ山頂。
喜びがこみ上げてくる。
12:38
天山山頂に到着。
誰もいない。
あの足跡は、昨日のものだったのかも……
そんなことより、
「な、なんなんだ、これは!」
エビの尻尾に覆われた石碑にビックリ!
これは、案内板に付着した20cmはあろうかというエビの尻尾。
天山でこんなに大きなエビの尻尾を見たのは初めてだ。
三角点の周囲もエビの尻尾だらけ。
岩という岩には、エビの尻尾がびっしり。
なんだかくじゅうにいるみたい。
こんな天山、見たことない。
霧氷というより、木にエビの尻尾が付着しているような感じ。
霧氷というよりも、樹氷だ。
木々はみんなこんな感じ。
ここは蔵王か?(笑)
私だけの天山をたっぷり堪能した。
13:13
下山開始。
あめ山を見ながらゆっくり下って行く。
13:23
あめ山分岐通過。
13:45
上宮通過。
14:51
車を駐めた場所に戻ってくる。
今日は、冬の天山の凄さを実感した。
あれほどの天山を見たのは初めてだった。
車道が使えないこの時期だからこそ、歩いて山頂に辿り着いた者だけが目にすることができる御褒美。
それを私は独り占めさせてもらった。
……私はまだ雪の上を歩いている。
ところが、前日に姉から連絡があり、諸事情で佐世保には行かなくていいようになった。
佐世保に行くつもりで「早朝登山で鬼ノ鼻山にでも……」と思っていたので、急遽計画の練り直しとなった。
さて、どこにするか……
今年3回目の登山。
まだ天山には登っていない。
〈そうだ、天山にしよう!〉
このところ寒い日が続いており、天山の積雪もすごいようだ。
天山はかなり上まで車道が通じているが、積雪により中腹から上は車が使えない。
よって、山頂まで登るとなると、歩きにかなり時間を割かなければならない。
今の時期は短時間の登山ができないのだ。
休日が丸々使える今日ならば、登れそうだ。
ちょうど一年前もすごい積雪であった。
あの日、上宮から少し登った所で登頂を断念した。
積雪が腰辺りまであったのと、膝が痛みだしたからだ。
あの日のリベンジの意味でも、今日はなんとしても登頂したい。
8:45
車で家を出る。
今日は時間に余裕があるので、遅い出発となった。
途中、コンビニで菓子パンと調理パンを買う。
国道203号線の晴田橋交差点で左折、県道337号線へ入り、天山方面に向かう。
途中、道路脇に車を駐め、天山を写真に撮る。
稜線は白くなっているが、どのくらい積もっているのかは分からない。
晴気の集落に向かう道路は、昨年の大雨で崩壊した道路の補修工事が行われていた。
片側通行が何箇所かあり、このような信号が取り付けられていた。
9:22
分校方面に右折する分岐にさしかかる。
ここからは道路がアイスバーンになっており、車での通過は危険と判断。
少し戻って、道路脇が広くなっている場所に車を駐め、準備とストレッチ。
9:34
出発する。
9:44
晴田小川内分校通過。
左折し、林道を登って行く。
車が通った跡があったが、崩落して道が細くなっている箇所の前でUターンしたようだ。
ここから先はノートレース。
白い世界。
あるのは、野生の小動物たちの足跡のみ。
10:40
もうひとつの林道との合流点を通過。
積雪は、一段と増してくる。
この辺りはもうかなり深い。
とても歩きにくい。
とても車道と思えない。
11:15
上宮駐車場への分岐にさしかかる。
右折し、駐車場の方へ向かう。
標識も雪に埋まっている。
駐車場から上宮へ向かう道。
ただの斜面にしか見えない。
11:22
上宮に到着。
すごい積雪だ。
昨年を思い出す。
池は氷結し、その上に雪が積もっている。
四阿の屋根の積雪がすごい!
丸いテーブルがあるこの場所も、積雪は昨年以上かもしれない。
四阿の下で、菓子パンと調理パンを食べる。
11:35
上宮から出発する。
積雪の重みに堪えられず、木が傾いで登山道を塞いでいる。
登山道を歩いているのだが、道が判然としない。
昨年はこの辺りで登頂を断念した。
今年もすごい積雪だ。
太股あたりまでズブリと足が雪に沈む。
深い所では、1mくらいはありそうだ。
ストックがすべて埋まってしまうほど……
時間をかけてゆっくりと進む。
12:16
あめ山分岐を通過。
ここまでノートレースだったが、岸川ルートからの足跡を発見。
本来は岩や石がゴツゴツしている斜面だが、雪に覆われ、何も見えない。
もうすぐ山頂。
喜びがこみ上げてくる。
12:38
天山山頂に到着。
誰もいない。
あの足跡は、昨日のものだったのかも……
そんなことより、
「な、なんなんだ、これは!」
エビの尻尾に覆われた石碑にビックリ!
これは、案内板に付着した20cmはあろうかというエビの尻尾。
天山でこんなに大きなエビの尻尾を見たのは初めてだ。
三角点の周囲もエビの尻尾だらけ。
岩という岩には、エビの尻尾がびっしり。
なんだかくじゅうにいるみたい。
こんな天山、見たことない。
霧氷というより、木にエビの尻尾が付着しているような感じ。
霧氷というよりも、樹氷だ。
木々はみんなこんな感じ。
ここは蔵王か?(笑)
私だけの天山をたっぷり堪能した。
13:13
下山開始。
あめ山を見ながらゆっくり下って行く。
13:23
あめ山分岐通過。
13:45
上宮通過。
14:51
車を駐めた場所に戻ってくる。
今日は、冬の天山の凄さを実感した。
あれほどの天山を見たのは初めてだった。
車道が使えないこの時期だからこそ、歩いて山頂に辿り着いた者だけが目にすることができる御褒美。
それを私は独り占めさせてもらった。
……私はまだ雪の上を歩いている。