一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

登山口までの“通行止め”に要注意の天山 ……ホソバノヤマハハコが咲き始めた……

2019年08月31日 | 天山・彦岳


今日は天山に登るつもりでいるのだが、
登山口に至る道路は、
「佐賀豪雨」で、崖崩れや道路の陥没などで“通行止め”になっているに違いない。
七曲峠登山口や、上宮登山口へ至る道は、細い道が多いので、
“通行止め”になっている可能性が高い。
残るは、天川登山口へ至る道。
こちらは、道幅も広く、崖崩れしそうな箇所も少ない。
そう考えて、天川登山口から登ることに決める。

天川集落から右折し、急坂を登って天山閣までは順調だった。
だが、天山スキー場からの道との合流地点に到着すると、
そこには“通行止め”の看板が……
諦めて帰ろうかとも思ったが、
積雪時は、この辺りからよく登っているので、思い直し、
ここから歩いて登って行くことにする。


迷惑にならない場所に車を駐め、
登って行くと、道路はこんな風になっていた。


まだ工事車両も入れない状況だ。


スゴイことになっている。


こんな状況だと、復旧にはかなり時間がかかるような気がする。






土砂崩れしている箇所もあった。


天山ダム分岐を過ぎても、


倒木や、


道路のひび割れ、


水が道路に流れ込んでいる箇所などがあった。




せっかく登っているのだからと、花にも目を向ける。
クサアジサイ、


ノダケが咲いているのが嬉しい。


アケボノソウや、


レイジンソウや、


ツルニンジンは、まだ蕾だった。


天川登山口に到着。
当然のことながら、一台の車もない。


ゆっくり登り始める。


以前、修復された登山道の土の一部が流れている。


豪雨の時は、ここは沢と化したことだろう。


ヒメアザミ、


ホソバシュロソウ、


オトギリソウ、


サイヨウシャジンなどを見ながら登って行く。


いつもの場所でパチリ。


もうすぐ山頂。


天山山頂に到着。
やはり誰もいない。
他の登山口からも誰も登って来ていないようだ。


北側は青空が見えていたが、
南側はガスっていた。


さあ、稜線散歩へ。


マツムシソウと、


キュウシュウコゴメグサは、今がピーク。
たくさん見ることができる。


ヤマホトトギス、


ノササゲ、


シギンカラマツ、


ツルリンドウも私を迎えてくれる。


いいね~


いつもの場所で、珈琲タイム。


本日の「天山壁」。


今日は、秋の花が開花間近になっていた。
タンナトリカブトも蕾が大きくなってきた。


少し、紫がかってきた。


ウメバチソウも、もうすぐ開花するだろう。


早く、早く!


今日は、こことは違う場所で、
ウメバチソウの蕾を発見。
ウメバチソウの蕾の2箇所目。


ウメバチソウの蕾の3箇所目。
9月が楽しみになってきた。


そして、そして、
ホソバノヤマハハコは、もう開花してました~(左端の株)


なんて美しいんだろう~


“通行止め”などで、現在は容易には登れなくなっている天山だが、
稜線では秋の花が開花し始めている。
……なので、これからもなんとしてでも登り続けたいと思っている。

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