一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

初夏の天山 ……御来光、シャクナゲ、ヒトリシズカ、キンランなどを楽しむ……

2022年05月03日 | 天山・彦岳

5月3日(火)

私の仕事は、ゴールデンウィークの恩恵を授からない仕事ではあるが、
私の公休日(5月3日)が祝日と重なってしまった。
天山へ行きたいと思っていたのだが、
天山も登山者がきっと多いことであろう。
〈……ならば早朝に登ろう!〉
と思った。
御来光登山をし、
一般登山者が登山口へ来る頃には、
“シャクナゲの森”や“私の散歩道”へ避難しようと思った。(笑)

天川登山口に到着。
ヘッドランプを装着し、出発。(フラッシュ撮影)


いつもの場所で、パチリ。


もうすぐ山頂。


天山山頂に到着。


山頂、および稜線には、私一人だ。
嬉しい。


日の出時刻の5:28が近づく。


キタ~~~


美しい御来光。


これほど神々しい御来光は久しぶり。


もしこの世に神がいるとしたら、それは太陽であろう。


素直にそう思う。


昼間の太陽は眩しくて見ていられないが、
御来光のときの太陽は直視できる。


ずっと見ていたい感じ。


一日が始まる。


(影がちょっと薄いが)お約束の「足長おじさん」。(笑)


展望はまずまず。
うっすら雲仙も見えた。


まずは、“シャクナゲの森”へ。


おっ、咲いてる~


今年も逢うことができた。


でも、今年は花が少ないように感じる。


それでも、よ~く探すと、
花をたくさん付けたシャクナゲの木を見つけることができた。




ここは、私のお気に入りの場所。


背後の新緑とのコントラストが素晴らしい。


存分に花を楽しんで、


“シャクナゲの森”を後にした。


今、天山では、至る所でミツバツツジの花を楽しむことができる。




ヤマツツジも見頃を迎えている。


コバノガマズミ、




ウツギ、




コガクウツギなどの花も咲き始めた。


標高が高い分、遅く咲き始める天山のヒトリシズカであるが、
5月初旬には、さすがに終焉を迎えていた。


でも、数株のヒトリシズカは、花を付けて私を待っていてくれた。




嬉しい。


やはり天山のヒトリシズカは特別だ。


散歩道にもバイカイカリソウは咲いている。


サ○ノオは葉が緑色になり、花も実になっていたが、


こちらも数株の花が私を待っていてくれた。
有難い。


新緑を見ながらキンランの群生地へ向かう。


キノコがあちこちに顔を出し、


キツネアザミや、


カノコソウも咲き出していた。




キンランはたくさん咲いていた。


目移りするほどに。


やはり初夏の主役はキンランの花だと思う。




本当に金色に輝く。




天山山頂でも、散歩道でも、誰にも会わず、
ゴールデンウィークにもかかわらず、静かな山歩きを楽しむことができた。
今日も「一日の王」になれました~


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