6月13日(土)
久しぶりに土曜日が公休日となったが、
週末は登山者も多いので、
天山へ行くのを躊躇っていた。
しかし、「一日中、雨」の天気予報が出て、
〈これなら登山者はいないだろう……〉
と歓喜し、天山へ行くことにした。
私は“全天候型登山者”なので、
雨の日の登山もまったく苦にならないのだ。
なぜ天山へ行きたいかというと、
ヤマボウシの花がピークを迎えている頃だし、
それに、そろそろ、ヤマトキソウも咲き始める頃だと思ったからだ。
天川登山口へ向かっていると、
車窓からヤマボウシの木々が次々と目に飛び込んでくる。
(植栽されたものもあるが)天山は案外ヤマボウシの多い山で、
“ヤマボウシ”ファンとしては、見逃せない山なのだ。
ある場所で車を停め、
ヤマボウシを激写。
ただ見ているだけで楽しくなる。
イワガラミも負けじと咲いている。
ヤマアジサイはまだこれからといった感じ。
楽しみだ~
天川登山口の駐車場に着くと、
予想通り、一台の車もなかった。
嬉しい!
ゆっくり登り始める。
雨の日の山は、植物たちが活き活きしている。
ウツギの花が咲いている。
いいね~
登山道は沢になったかのように、
雨水が流れている。
なので、私はというと、
長靴に傘をさして歩いている。(笑)
いつもの場所でパチリ。
まったく見えず。
小さなナルコユリが咲いていた。
カワイイ。
登山道の脇に小さな滝ができていた。
もうすぐ山頂。
天山山頂に到着。
やはり誰もいなかった。
嬉しい!
稜線散歩へ。
縦走路も水溜りになっているので、長靴で正解であった。
食虫植物のモウセンゴケは、雨に大喜びしている。
すでに虫を捕えているものもあった。
ミヤマキリシマはもうほとんどが終わっていたが、
ヤマツツジはまだ所々で見ることができた。
ホソバノヤマハハコは順調に育っている。
このブログは、ホソバノヤマハハコの観察記録でもある。(笑)
ギボウシや、
カキランや、
キュウシュウコゴメグサなどは、
開花準備を着々と整えていた。
いつもの場所まで行ってみるが、
まったく展望は無し。
雨も降っているし、風も強いので、珈琲は諦める。
本日の「天山北壁」と、
「天山南壁」。
雨に濡れた岩稜が素敵。
山頂に戻っても、誰もいず、
結局、今日は、誰にも会わなかった。
今日、天山に登ったのは、私だけかもしれない。
ところで、ヤマトキソウはというと……
まだ咲き始めの黄緑色の花が多かったが、
探すうちに、
白くなった花や、
美しい形の花も見つけることができた。
水滴までもが可愛い。
今日イチバンのヤマトキソウは、
ちょっぴり開いていた、この花。
「来て良かった!」
天山は作礼山などに比べ標高が高いので、
クモキリソウの開花はまだこれからなのだが、
探すと、一株だけ咲いていた。
見ているだけで楽しくなる。
今日も「一日の王」になれました~