一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

天山 ……残っていた雪と、咲き出したミツバツツジを楽しむ……

2020年04月15日 | 天山・彦岳
4月14日(火)
昨日(4月13日)は肌寒く、冷たい雨が降った。
「天山は雪が降ってるんじゃない?」
と、配偶者が言ったが、
「もう4月半ばだよ。降る筈がない」
と、私は即座に否定した。
「私は雪が降ってると思うけどね」
と、配偶者はゆずらない。
「では、明日、見てくるよ」
と、私は答えたのだった。

久しぶりに、七曲峠の登山口から登ることにする。


陽当たりの良い道を軽快に歩いて行くと、


ミツバツツジに出逢った。
まだ蕾が多かったけれど、


開花していたミツバツツジをパチリ。


ここを過ぎると、


急坂があり、


そこを抜けると、
五分咲きくらいのミツバツツジがあった。




いいね~


尾根道へ出て、


しばらく登って、振り返る。
彦岳がカッコイイ!


晴れてはいたが、遠望はイマイチで、
雲仙が幽かに見える程度だった。


しばらく歩くと、


バイカイカリソウに出逢った。


バイカイカリソウとスミレのコラボ。


再び振り返る。
ここから見る彦岳が一番好きだ。


残雪を発見!
やはり配偶者の意見が正しかった。
昨日、天山の稜線には雪が降ったのだ。
それにしても、
4月中旬に雪が降るとは……
三島由紀夫の『春の雪』を思い出す。


セントウソウが雪に埋まっている。


ホソバナコバイモが咲く場所にも雪があった。


雪とホソバナコバイモのコラボを見たくて探すが、


なかなか見つからない。


そうして、やっと新種「ユキワリコバイモ」を発見!(笑)


夢のコラボ。


いつもの場所で、


こんな風景を見ながら、一休み。




本日の「天山壁」。


もうすぐ山頂。


天山山頂に到着。
今日は、これから、オオキツネノカミソリの第二群生地へ向かう。


残雪を見ながら、移動開始。


今日は、ツチグリを多く見かけた。




ゼンマイや、


ツクシもたくさん顔を出していた。


シハイスミレや、


ナガバノスミレサイシンも咲いている。


ツクシショウジョウバカマ、


コガネネコノメソウ、


ユリワサビもまだまだ健在。


ツクシタニギキョウや、


ヤマルリソウは、
やっと咲き始めた。


オオキツネノカミソリの第二群生地に到着。


第一群生地に負けない程、


たくさんの葉が出ている。


第二群生地は、美しい沢沿いにあるのが好い。


コチャルメルソウも咲いている。


いいね~


第二群生地は、陽当たりが良くて、明るい。






今日は、この沢沿いでランチ。


ここは雰囲気が良く、独り占めするのが勿体ないほど……


私だけのシャングリラ。
俗界を離れた仙境。


今日も「一日の王」になれました~


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