一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

「ツルニンジン祭り」が始まっていた天山 ……マツカゼソウやノダケ等も開花……

2024年08月23日 | 天山・彦岳


8月23日(金)

8月20日(火)に天山を訪れたときに、
大きく膨らんだツルニンジンの蕾が多く、
開花が間近に迫っていることが感じられた。
3日後の今日、
〈もう開花しているのではないか……〉
と考えると居ても立ってもいられず、
天山へ向かったのだった。

稜線の花は、このブログに何度も載せているので、
今日は、山頂へ行かず、“私の山歩道(散歩道)”で花散策しようと思う。

真っ先に目に飛び込んできたのは、開花しかけのノダケ。


きれいに開花したものはないか……と探すと、
「あった~」


山では、もう、ノダケが咲く季節になっているのだ。


マツカゼソウも咲いていた。


松風草の名は、Wikipediaによると、
「秋風に吹かれる草姿に、ある趣が感じられるということで付けられたのであろう……」
とあった。


なんとも涼し気で風情のある和名であることか……


ミズタマソウも咲いている。


水玉も出来つつある。


可愛い。


クサアジサイも咲いていた。


大好きな花だ。


オミナエシや、


オトコエシ、


シギンカラマツや、


アキカラマツも咲いている。


この山歩道にもサイヨウシャジンが咲いていた。
いいね~


シロバナミゾソバを発見。


純白のミゾソバにはあまり逢わないかも。
嬉しい。


ムカゴホトトギスにも逢えた。


楽しい。


ツクシミカエリソウの群生地へ行ってみると、
残念ながらまだ蕾だった。


もうすぐ美しい花を咲かせるだろう。


「早く、早く!」


ヒナノウスツボも、
(他の山には咲いているが)標高の高い天山ではまだ蕾。
こちらも、「早く、早く!」


ツリフネソウ、


キガンピ、


ハグロソウにも逢えた。


3日前に見つけた、謎の植物を見に行く。
見かけはホソバシュロソウなのだが、


花も大きく、背も高い。


それに葉も細くない。(幅が5cm以上あったりする)
ホソバシュロソウではなく、やはりシュロソウ(オオシュロソウ)だろうか?


シコクママコナも咲いている。


可愛い。


ナガバノコウヤボウキは、ちょっとピークを過ぎた感じ。


それでも多くの花を見ることができた。








もう箒(ほうき)になっているものもあったよ。


アキチョウジも咲き始め。
これから数を増やしていくだろう。


そして、本日の目的の花、ツルニンジン。
咲いてました~


3日前は蕾だったので、まだ花も緑っぽい。


下から覗く。


なんとも美しい。


いいね~


こちらの花も、


下から覗く。
万華鏡を覗いたみたい。


この花を覗こうとしたら、


急に陽が当たった。
なんて美しいんだろう。


大満足で、ツルリンドウを見ながら歩いていたら、




またまたツルニンジンで出逢った。


嬉しくてたまらない。


再び激写。




明日にでも開花しそうな蕾もパチリ。


しばらく歩いていたら、またまたツルニンジンに出逢った。


ツインの花のなんと可愛いことか……


こんなに咲いているとは思わなかった。


そして、またしばらく歩いていると、またまたツルニンジンで出逢った。


なんだか一斉に咲き始めた感じ。
もうお祭り状態だ。




こちらにも、


「ワッショイ!」


こちらにも、


「ワッショイ!」


今日も「一日の王」になれました~

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