一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

久住山・タデ原湿原 ……花三昧のくじゅう散歩……

2013年09月11日 | その他・佐賀県外の山
久しぶりにヤスさんとの山行。
8月18日に白岩山・向坂山へ行って以来だから、
約1ヶ月ぶりだ。
晴天の予報なので、
くじゅうを歩いて展望を楽しもうということになった。
牧ノ戸登山口から歩き出し、
久住山から天狗ヶ城、中岳を周回することにしよう。

6:42
牧ノ戸登山口を出発。


ゆっくりゆっくり登って行く。


残念ながらガスっていて、展望は得られそうにもない。


ここからの眺めを楽しみにしてきたのだが、
何も見えず。


沓掛山からも展望ゼロ。
気持ちを切り替え、花を楽しみながら歩くことにする。


幸いなことに、登山道の両側にはフクオウソウがたくさん咲いていた。


近くで見ると本当に美しい。


ねっ。


アキノキリンソウもたくさん咲いている。


こちらも近寄って見ると、その美しさがよくわかる。


イタドリも多かった。


イタドリを見ると、天山や富士山を思い出す。


ママコナも、


ホウチアザミも、たくさん咲いていた。


ワレモコウや、


イヨフウロに逢えて、嬉しかった。


リンドウはこれからといった感じだった。


8:35
花を楽しみながら歩いていたら、
いつの間にか久住分れ避難小屋に着いた。


急坂をゆっくり登って行く。


9:06
久住山山頂に到着。
山頂で早めのランチ。(笑)


天狗ヶ城・中岳へ周回する予定であったが、
展望が得られないので取り止め、
早めに下山し、タデ原湿原で花散策することに決める。

西千里浜辺りから、少しガスが晴れてくる。


少しだけ風景を楽しめるようになる。


足取りも軽くなる。


ワクワクしてくる。


青空も少し見えた。


秋らしい風景も見ることができた。


11:08
牧ノ戸登山口に戻ってくる。
休憩時間も入れて、約4時間半の山歩きであった。


この後、長者原へ移動し、
濃厚生乳のソフトクリームを食べる。
美味しかった~


さて、お楽しみの「タデ原湿原」散歩。


最も逢いたかったのは、ヒゴタイ。
終盤にさしかかってはいたが、
まだたくさん見ることができた。


嬉しい。


いいね~


得も言われぬ美しさ。


タムラソウもたくさん咲いていた。


サワギキョウも近くで見ることができた。
嬉しい。
(樫原湿原では木道からかなり離れた場所にしか咲かない)


ヤスさん、激写。


アケボノソウが咲いていた。
「この花びらの中に宇宙があるんだよ」
とアケボノソウの説明をヤスさんにしていたら、
その説明を聞きつけた(近くにいた)老夫婦が、
「どの花?」
と見にやってきた。
そして、感心しながら観賞されていた。


シラヒゲソウも咲いていた。
王冠のような極美の花。
美し過ぎる。


コフウロにも逢うことができた。


予定通りにはいかなかったが、
花三昧のくじゅう散歩を楽しむことができた一日であった。
感謝。

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