![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/d6/b4068d864107ebd2c005722cf4d8648f.jpg)
佐賀県では、とても話題になっている作品である。
東京と九州が主な舞台の映画なのだが、
伊万里市のJR筑肥線「駒鳴駅」で、重要なシーンが撮影されている。
JR筑肥線「駒鳴駅」は私の家から車で20分ほどの場所にある。
周囲には何もない、田舎の何の変哲もない小さな駅だ。
その「何もない」駅の風景を森田芳光監督が気に入り、
たくさんあった候補の中から、この「駒鳴駅」が選ばれたのだそうだ。
主演は、松山ケンイチと瑛太。
今をときめく若手人気俳優がW主演とあって、話題性は充分。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/60/9a85e7725dc0ff2cb73c1d42a8bee58d.jpg)
共演に、貫地谷しほり、村川絵梨、ピエール瀧、星野知子、伊東ゆかり、笹野高史、伊武雅刀、西岡徳馬、松坂慶子と、バラエティ豊かな俳優陣が並ぶ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/d6/02e68764d4eeaecf9a013eb4f24df717.jpg)
監督は、『家族ゲーム』(1983年)、『それから』(1985年)、『失楽園』(1997年)、『武士の家計簿』(2010年)などで有名な森田芳光。
森田芳光監督が十数年前から温め続けていた企画だそうで、
監督自ら執筆したオリジナル脚本。
シリーズ化も視野に入れていたようで、
脚本も続編が作れそうな構成になっていた。
だが、昨年末(2011年12月20日)、
C型肝炎による急性肝不全で死去(享年61歳)。
この作品が、森田芳光監督の遺作になってしまった。
のぞみ地所の社員、小町圭(松山ケンイチ)と、
コダマ鉄工所の二代目、小玉健太(瑛太)は、
ともに鉄道を愛する者同士。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/4f/ec1270b0c0c4e0c66742b2fc96215a48.jpg)
ふとしたきっかけで出会った2人は、すぐに仲良くなった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/e3/b49dac8a4024c2cffc0862d82d5015a0.jpg)
住まいにもトレインビュー(鉄道が見える景色)を追求する小町は、
コダマ鉄工所の寮に入るが、
やがて転勤で九州支社に行くことになった。
九州には、のぞみ地所がなかなか口説けない大手企業の社長(ピエール瀧)がいたが、
鉄道ファンだったことから小町や小玉と意気投合、事態は好転。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/5a/0af66ed32ff61543d5075f2ddc6d549f.jpg)
ところが、小町も小玉も、恋は趣味や仕事のようにはうまくいかない。
小玉は、見合い相手の大空あやめ(松平千里)にぞっこんだが、
あやめにはどうやら思うところがありそう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/88/a8612ea8cee866ecce7af3b0dcf4e0de.jpg)
小町は、眼鏡店勤務のOL、あずさ(貫地谷しほり)や、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/9e/293e80970deab698f50f74648b95c9cf.jpg)
社長秘書のみどり(村川絵梨)からの好意を感じつつも、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/0e/79960762339c5ec70652eb667c6a5faf.jpg)
その先の一歩が踏み込めない。
しかし、縁は異なもの味なもの。
小町が交渉に苦戦していた九州の地主、早登野正一(伊武雅刀)は、
意外なところでつながっていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/1e/0324cb56e8038d67ec99e6cf40716f01.jpg)
そして小玉は一計を案じ、
小町とあずさに、無人駅のホームでふたりきりという絶好のシチュエーションを用意するのだが……
(ストーリーはパンフレット等から引用し構成)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/2f/6841e72591d92058f12ea18f37d7549b.jpg)
小町圭(松山ケンイチ)と小玉健太(瑛太)の鉄道オタクぶりがなかなか。
特に、英太の成りきりぶりはスゴイ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/d0/989dcf059cca073b4beff96e0efb43e0.jpg)
映画やTVで、ふたりのカッコイイ姿を見慣れているファンの人たちにとっては、
かなりショッキングな作品かもしれない。(笑)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/35/7ee42723b4805ba6410ebebf0797399c.jpg)
松坂慶子と西岡徳馬のハジケぶりもスゴイ。
中年になってからの松坂慶子、イイね~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/17/a31e347f6d0d718b80b0139e837ae3e3.jpg)
この映画を見ていると、
鉄道ファンならずとも、
電車や駅やレールが好もしく思えてくるから不思議。
東京・九州各地で長期ロケを敢行し、
劇中に登場する電車の数は、合計20路線、80モデルにも及ぶ。
松山ケンイチ扮する小町(こまち)圭、瑛太の小玉(こだま)健太など、
全キャラクターに特急の名前がつけられているなど、
森田芳光監督の鉄道愛にあふれた作品となっているからだろう。
見ていて、本当に楽しかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/4a/f89b3b95e704edfda58ab0468dd5db57.jpg)
そこで、私も、ロケ地であるJR筑肥線「駒鳴駅」に行ってみた。
ここに松山ケンイチや瑛太、貫地谷しほりや伊武雅刀がいたのだと思うと、
なんだか感慨深かったし、嬉しかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/0e/981dd996b215e5d811c8e3a1f3ba5e65.jpg)
小町圭(松山ケンイチ)とあずさ(貫地谷しほり)が駒鳴駅で逢うシーンは、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/2f/6841e72591d92058f12ea18f37d7549b.jpg)
この角度から撮られていたし、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/7a/bccba8b08c111d237312da73be1c753a.jpg)
小町圭(松山ケンイチ)と早登野正一(伊武雅刀)のシーンも、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/ea/1193e76ed8d147126bd8d52983b4a4d8.jpg)
ここで撮られている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/31/0b47150991fa84e87b5b08526cc05917.jpg)
もうひとつのシーンも、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/ee/4a7a39ab29b7a7d2a51a7a5065eef17c.jpg)
駅の近くの道で撮られている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/49/73eb64119ecb8de3f798da6f656c733d.jpg)
この駅を見ていると、
映画の中のいろいろなシーンが思い出されて楽しかった。
駒鳴駅前には、手押しポンプの水汲み場があったので、ビックリ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/a3/4c2563ff075d82388305a6e8a4524d29.jpg)
駅周辺の風景も素晴らしい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/83/1603c5e66ee1a2f46ff307f332dbf438.jpg)
何もない田舎の駅だけど、
今の社会がなくしたいろいろなものが豊富にある駅だなと思った。
この駒鳴駅ロケの写真が、
現在発売中の時刻表各種で使用されているので、要チェック。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/f9/291f9746bd1d7c63fc7555263eb34e2c.jpg)
佐賀県だけに限らず、九州各地でロケされているので、
九州人にはぜひ見てもらいたい作品。
ぜひぜひ……
東京と九州が主な舞台の映画なのだが、
伊万里市のJR筑肥線「駒鳴駅」で、重要なシーンが撮影されている。
JR筑肥線「駒鳴駅」は私の家から車で20分ほどの場所にある。
周囲には何もない、田舎の何の変哲もない小さな駅だ。
その「何もない」駅の風景を森田芳光監督が気に入り、
たくさんあった候補の中から、この「駒鳴駅」が選ばれたのだそうだ。
主演は、松山ケンイチと瑛太。
今をときめく若手人気俳優がW主演とあって、話題性は充分。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/60/9a85e7725dc0ff2cb73c1d42a8bee58d.jpg)
共演に、貫地谷しほり、村川絵梨、ピエール瀧、星野知子、伊東ゆかり、笹野高史、伊武雅刀、西岡徳馬、松坂慶子と、バラエティ豊かな俳優陣が並ぶ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/d6/02e68764d4eeaecf9a013eb4f24df717.jpg)
監督は、『家族ゲーム』(1983年)、『それから』(1985年)、『失楽園』(1997年)、『武士の家計簿』(2010年)などで有名な森田芳光。
森田芳光監督が十数年前から温め続けていた企画だそうで、
監督自ら執筆したオリジナル脚本。
シリーズ化も視野に入れていたようで、
脚本も続編が作れそうな構成になっていた。
だが、昨年末(2011年12月20日)、
C型肝炎による急性肝不全で死去(享年61歳)。
この作品が、森田芳光監督の遺作になってしまった。
のぞみ地所の社員、小町圭(松山ケンイチ)と、
コダマ鉄工所の二代目、小玉健太(瑛太)は、
ともに鉄道を愛する者同士。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/4f/ec1270b0c0c4e0c66742b2fc96215a48.jpg)
ふとしたきっかけで出会った2人は、すぐに仲良くなった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/e3/b49dac8a4024c2cffc0862d82d5015a0.jpg)
住まいにもトレインビュー(鉄道が見える景色)を追求する小町は、
コダマ鉄工所の寮に入るが、
やがて転勤で九州支社に行くことになった。
九州には、のぞみ地所がなかなか口説けない大手企業の社長(ピエール瀧)がいたが、
鉄道ファンだったことから小町や小玉と意気投合、事態は好転。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/5a/0af66ed32ff61543d5075f2ddc6d549f.jpg)
ところが、小町も小玉も、恋は趣味や仕事のようにはうまくいかない。
小玉は、見合い相手の大空あやめ(松平千里)にぞっこんだが、
あやめにはどうやら思うところがありそう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/88/a8612ea8cee866ecce7af3b0dcf4e0de.jpg)
小町は、眼鏡店勤務のOL、あずさ(貫地谷しほり)や、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/9e/293e80970deab698f50f74648b95c9cf.jpg)
社長秘書のみどり(村川絵梨)からの好意を感じつつも、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/0e/79960762339c5ec70652eb667c6a5faf.jpg)
その先の一歩が踏み込めない。
しかし、縁は異なもの味なもの。
小町が交渉に苦戦していた九州の地主、早登野正一(伊武雅刀)は、
意外なところでつながっていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/1e/0324cb56e8038d67ec99e6cf40716f01.jpg)
そして小玉は一計を案じ、
小町とあずさに、無人駅のホームでふたりきりという絶好のシチュエーションを用意するのだが……
(ストーリーはパンフレット等から引用し構成)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/2f/6841e72591d92058f12ea18f37d7549b.jpg)
小町圭(松山ケンイチ)と小玉健太(瑛太)の鉄道オタクぶりがなかなか。
特に、英太の成りきりぶりはスゴイ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/d0/989dcf059cca073b4beff96e0efb43e0.jpg)
映画やTVで、ふたりのカッコイイ姿を見慣れているファンの人たちにとっては、
かなりショッキングな作品かもしれない。(笑)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/35/7ee42723b4805ba6410ebebf0797399c.jpg)
松坂慶子と西岡徳馬のハジケぶりもスゴイ。
中年になってからの松坂慶子、イイね~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/17/a31e347f6d0d718b80b0139e837ae3e3.jpg)
この映画を見ていると、
鉄道ファンならずとも、
電車や駅やレールが好もしく思えてくるから不思議。
東京・九州各地で長期ロケを敢行し、
劇中に登場する電車の数は、合計20路線、80モデルにも及ぶ。
松山ケンイチ扮する小町(こまち)圭、瑛太の小玉(こだま)健太など、
全キャラクターに特急の名前がつけられているなど、
森田芳光監督の鉄道愛にあふれた作品となっているからだろう。
見ていて、本当に楽しかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/4a/f89b3b95e704edfda58ab0468dd5db57.jpg)
そこで、私も、ロケ地であるJR筑肥線「駒鳴駅」に行ってみた。
ここに松山ケンイチや瑛太、貫地谷しほりや伊武雅刀がいたのだと思うと、
なんだか感慨深かったし、嬉しかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/0e/981dd996b215e5d811c8e3a1f3ba5e65.jpg)
小町圭(松山ケンイチ)とあずさ(貫地谷しほり)が駒鳴駅で逢うシーンは、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/2f/6841e72591d92058f12ea18f37d7549b.jpg)
この角度から撮られていたし、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/7a/bccba8b08c111d237312da73be1c753a.jpg)
小町圭(松山ケンイチ)と早登野正一(伊武雅刀)のシーンも、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/ea/1193e76ed8d147126bd8d52983b4a4d8.jpg)
ここで撮られている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/31/0b47150991fa84e87b5b08526cc05917.jpg)
もうひとつのシーンも、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/ee/4a7a39ab29b7a7d2a51a7a5065eef17c.jpg)
駅の近くの道で撮られている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/49/73eb64119ecb8de3f798da6f656c733d.jpg)
この駅を見ていると、
映画の中のいろいろなシーンが思い出されて楽しかった。
駒鳴駅前には、手押しポンプの水汲み場があったので、ビックリ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/a3/4c2563ff075d82388305a6e8a4524d29.jpg)
駅周辺の風景も素晴らしい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/83/1603c5e66ee1a2f46ff307f332dbf438.jpg)
何もない田舎の駅だけど、
今の社会がなくしたいろいろなものが豊富にある駅だなと思った。
この駒鳴駅ロケの写真が、
現在発売中の時刻表各種で使用されているので、要チェック。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/f9/291f9746bd1d7c63fc7555263eb34e2c.jpg)
佐賀県だけに限らず、九州各地でロケされているので、
九州人にはぜひ見てもらいたい作品。
ぜひぜひ……
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/4b/9aad0dec72e39e1b1327c18f972221e6.jpg)