一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

隠居岳のヤマツツジ

2007年06月07日 | 国見山系
「眼前に広がる光景に我が目を疑った。ここは、ほんとに標高700mに満たぬ佐世保の低山なのかと。まさか夢の中で平治岳を眺めているわけではあるまい……。一瞬、そんな想いにとらわれるほど胸は高鳴っていた。
 4万本とも5万本ともつかぬ自生のヤマツツジが咲くとは聞いていた。しかし、正直なところ、これほどの規模とは想像もしていなかった。なにしろここは、さほど有名とは思えない低山なのだ。」

これは、私の感想ではない。
季刊誌『Green Walk』Vol.10(春号)で、「隠居岳」を紹介していた時の冒頭の文章である。
少々大袈裟には感じるが、「隠居岳」が故郷の山である私には、正直嬉しかった。
昨年は5月25日に登って、満開のヤマツツジを楽しんだ。
今年は少し開花が遅れていると聞いていたので、今日、登ってきた。
だが、やはり少し行くのが遅かった。
満開を過ぎ、萎れ、色褪せていた。
もう少し早めに行くべきだった。
悔やんでも仕方がない。
気落ちしながら、写真を撮る。
まだ花が少し残っているので、隠居岳のヤマツツジがどんなものか、少しは感じとってもらえるのではないか……と期待しつつ。

下の写真は、ウォーカーズ・パークから登り、植林帯を抜け、ヤマツツジ群落地の入口に立った時に見える光景である。



これは、展望休憩所に向かって歩いている時に見える景色。



最後は、展望休憩所から、西岳方面を見た風景である。
ここから見るヤマツツジが最高なのだが……う~ん、残念!
来年は色鮮やかな満開のヤマツツジをお見せします!


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