一昨年あたりから、天山への調査登山が多くなり、
そのことは、このブログには書かないことも多い。
公表できないような珍しい植物を発見した時はもちろん、
何も発見できなかった時にも、
このブログには書いていない。
これからは、ブログ未記載の調査登山が増えていくかもしれない……
昨日(2月1日)は、
午後から用事があったので、
午前中、天山で調査登山をした。
まだ2月になったばかりだし、
これから最も寒い時期を迎えるという感じなのだが、
山では、春の準備が少しずつ行われていた。
その報告を、少しだけしてみようかと思った。
オオキツネノカミソリの群生地では、
もうすでに、葉が出始めていた。
この葉が一度枯れて、
花が咲くのは、真夏の7月下旬から8月上旬なのだが、
半年先に期待が持てる新鮮な緑色であった。
夏に見る花も嬉しいが、
厳冬に見るオオキツネノカミソリの葉も嬉しい。
冬枯れの林の中を歩くと、
空っぽの鳥の巣が、風で飛ばされてきた。
雛鳥たちは、無事に巣立ったのだろうか……
春の花たちの存在を確認して回る。
そうした中、ツクシショウジョウバカマが、
もう咲き出そうとしていた。
数日後には開花しているだろう。
また見に来ようと思った。