一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

登吾留山 ……土の匂いを嗅ぐほどに視線を下げ、花にそっと近づく……

2011年04月14日 | 登吾留山
今日は他にすることがあったのだが、
あまりに天気が良かったので、
つい、ふらふらと山へ出かけてしまった。(笑)
行き先はオキナグサの咲く登吾留山。
今年は、春の花は、開花が遅れ気味だが、
4月も中旬となり、どの花も咲き揃ってきた。
オキナグサも咲いているに違いない。

里は菜の花が眩いほどに咲き誇っている。


こういう里の風景も大好きだ。


登山道も気持ちが好い。


森の匂いがする。


新緑の季節が近くなってきた。


山が燦めく。


ホソバナコバイモはまだ咲いていたが、そろそろ終盤を迎えている。


サツマイナモリはこれからだ。


フデリンドウも咲き始めた。


こんな色の花も……美しい!


で、オキナグサはいうと……
咲いていました~


毎年見ているのだが、見る度に感動がある。


沢に下りてみる。


お馴染み、コチャルメルソウ。


コガネネコノメソウが光を浴びて黄金色に輝いている。


キケマンもたくさん咲いている。


ヤマルリソウも有難味がないほど咲いている。(笑)


そして、今日の嬉しい出逢いは……この花。


土の匂いを嗅ぐほどに視線を下げ、
花にそっと近づく。
春の妖精は、質素であるけれども、可憐。
……年甲斐もなく胸がドキドキした。

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