一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

天山 ……麦秋の佐賀平野を俯瞰し、群れ咲くフタリシズカを楽しむ……

2019年05月21日 | 天山・彦岳

5月19日(日)
天気予報は、「曇り時々雨」だったが、
ホームマウンテンの天山ならまったく問題ないので、
少し遅めに家を出て、天川登山口までやってきたのだった。


登山口から歩き始めてすぐの所に、キンランが咲いていた。
嬉しい。


ゆっくり登って行く。


いつもの場所で、パチリ。


天山山頂に到着。
日曜日だというのに、誰もいなかった。


「曇り時々雨」の天気であったが、
驚いたことに遠くまで展望が得られた。
雲仙が見えることが「遠望」の目安になるのだが、
今日はハッキリ見ることができる。


左に目を転ずると、麦秋の佐賀平野が眺められた。


この時期、佐賀平野は、黄金色に彩られる。


美しい。


さあ、稜線散歩へ。


昔の天山のミヤマキリシマは、
高さ10cmくらいであったらしい。




今では高さ1mくらいのものが主流になっているが、




ヤマツツジなどと交配したのだろう、
色とりどりの花を見ることができ、


これが、天山のミヤマキリシマの特徴となっている。


私は、こんな天山のミヤマキリシマが大好きだ。


ミヤマキリシマ越しに、ミヤマキリシマで有名な雲仙を眺める。


稜線では、
順調に育っている3株のホソバノヤマハハコや、


葉が茂ってきたハンカイソウや、


食虫植物のモウセンゴケや、


天山のチングルマとも言うべきノイバラや、


鳥が舞っているようなヒメハギや、


可愛いバイカイカリソウなども見ることができた。


彦岳が見える所まで来て、パチリ。


右に目を転ずると、麦秋の佐賀平野。


山頂とは違った角度から眺められ、美しい展望を堪能した。


いつもの場所へ戻り、


脊振山地を眺めながら珈琲タイム。


本日の「天山壁」。


この後、散歩道へ。


ヒトリシズカは終わっていたが、


フタリシズカは今がピーク。


群れ咲くフタリシズカを楽しむことができる。


楽しい。


タツナミソウ、


アマドコロ、


ヤマハタザオ、


ミズタビラコも咲いている。


天山はフタリシズカが多い山で、
この日も、いろんな場所で逢うことができた。






キンランにも数箇所で逢えたし、


驚いたことに、この花もまだ咲いていた。
今日も一日の王になれました~


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