一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

近くの里山 ……ツワブキ、ヒヨドリバナが群れ咲き、アサギマダラが舞う楽園……

2023年10月25日 | 近くの里山


10月24日(火)

秋の花が咲き揃っているこの時期、天山や作礼山は、平日でも登山者が多い。
なので、今日は、誰もいない(であろう)近くの里山へ行ってきた。

まだツルリンドウが咲いていた。
嬉しい。


アキノキリンソウは、今がピーク。


あちこちに咲いている。


ヒヨドリバナもたくさん咲いている。


ヒヨドリバナといえば、アサギマダラ。




多くのアサギマダラが乱舞していた。




チョウ目タテハチョウ科マダラチョウ亜科に分類されるチョウの1種で、
翅の模様が鮮やかな大型のチョウ。


標高の高い山地に多く生息し、
九州以北で成虫が見られるのは5月から10月くらいまでだが、
南西諸島では逆に秋から冬にかけて見られる。




長距離を移動することで有名で、
アサギマダラの成虫は長年のマーキング調査で、
秋に日本本土から南西諸島・台湾への渡り個体が多く発見され、
または少数だが初夏から夏にその逆のコースで北上している個体が発見されている。




秋の南下では直線距離1500 km以上移動した個体や、
1日あたり200 km以上の距離を移動した個体も確認されている。




私の周囲にもアサギマダラのファンが多く、
この場所を教えてあげたいと思った。


ツワブキの群生地へ移動する。


まだ咲き始めだが、見応えがある。


大きなアキノキリンソウのような株もある。


いいね~


秋の山ではどの山にも咲いているありふれた花だが、
これだけ群れ咲いているのは珍しい。




圧巻の光景。




斜面に咲いているので歩きにくいが、




群生地を歩き回り、存分に楽しむ。




人の手で作られたコスモス畑などとは違って、
自然が創り出した(私への)贈り物だ。


ツワブキの花にもアサギマダラが……
珍しいかも。


数年前にこの山でヤマラッキョウを見つけた。


今日はまだ蕾の状態であったが、


よ~く探すと、開花し始めた株も見つかった。


こちらも開きかけ。


「早く、早く!」


そして、今日は、こんな花も見つけた。


「ア〇ベ〇ケイ」


佐賀県では準絶滅危惧種。


家から近い里山にこの花が咲いているとは驚き。


畏るべし、近くの里山。


今日も「一日の王」になれました~


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