一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

ホソバナコバイモが咲き始めたよ ……また天山に恋してる いままでよりも深く…… 

2016年03月16日 | 天山・彦岳
今日も、天山探索登山。
まずは、オオキツネノカミソリの第二群生地へ。


こちらも順調に育っているようだ。




沢沿いには、
ユリワサビや、


コチャルメルソウが顔を出している。


いいね~


フキノトウは、あちこちで見ることができる。


食べるには、これくらいがいいかな……


天山には、ツクシショウジョウバカマの群生地がいくつかあるが、
今日、また新たに見つけてしまった。
天山は標高が高いので、
他の群生地はこれからといった感じであるのに、
この群生地では、もうすでにツクシショウジョウバカマが咲き乱れていた。




目移りするほどたくさん咲いている。




枯葉に隠れていた花があったので、
枯葉を取り除いてやると、
真っ白なツクシショウジョウバカマが現れた。


美しい~


白い花が案外多い。




上品な薄紫色の花もあった。


二輪、三輪咲いている花も、
儚げな風情があり、好もしい。




これから咲こうとしている蕾の形が面白い。


あちこち向いてるサイヨウシャジンみたい。(笑)


この場所は、たぶん、
天山で一番早くツクシショウジョウバカマが咲く場所だと思うので、
来年から要チェックだ。


で、またマンサクを見に行く。






何度見ても、いいね~




「天山のマンサク」というだけで、
頬がゆるむ。


真下から撮ってみる。


このときは青空ではなかったので、
バックに常緑樹を入れて、
マンサクを浮き立たせた。


今日も、あちこち歩き回り、
またマンサクの木を数本見つけた。




一応、山頂も踏んでおこうかと思って、登ってみた。


あめ山の向うに、八幡岳と女山(船山)が見える。


さて、稜線散歩。


日陰には、まだ残雪があった。




でも陽当たりの良い場所には、
セントウソウが咲き始めていた。


毎年、真っ先にホソバナコバイモが咲く場所があり、
そこへ行ってみる。
「おっ、咲き始めてるね~」


あっちにも、


こっちにも、


私も嬉しくなる。


開花しているものはないかと探してみると……
「あった~」


いいね~


他にもないかと探すと、
先程のものよりももっと開いた花を発見。


美しい~


これは、何の花?
わかりますか~
正解は、
「ホソバナコバイモの花を下から撮ったもの」


なんだか違った花に見えるでしょう~


ウメバチソウみたい。
やはり、天山のホソバナコバイモはいいね~


本日の「天山壁」。


いつにも増して、険しいね~


昨年あたりから、
遠出はあまりしなくなり、
近くの山ばかりに登っている。
特に、天山には、頻繁に登っている。
遠出する時間がもったいないというのもあるが、
いまさらながら、
私は、天山の魅力にとりつかれているのだ。
オオキツネノカミソリ、
マンサク、
エイザンスミレ、
ヒトリシズカなど、
これまで目にしなかった花々を発見するにつけ、
天山ほど魅力的な山はないと思うようになった。
散々、他で遊んできて、
今頃になって、
配偶者の魅力に気づいた駄目夫という感じか。(コラコラ)

普段、演歌はあまり聴かないが、
ファンになっている演歌歌手が一人だけいる。
坂本冬美だ。
顔と、声が好きなのだ。
彼女が歌う「また君に恋してる」を聴くと、
なぜか天山を思い出す。
そして焼酎を呑みたくなる。(笑)


「君」を「天山」に置き換えると、
今の私の心情となる。
「また天山に恋してる いままでよりも深く……」


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