一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

天山バリエーションハイキング ……天山のマンサクは想像以上に多かった……

2016年03月13日 | 天山・彦岳
一般登山道では得られない山の楽しみを求めて、
またまた、天山で、バリエーションハイキング。

今日は、
道なき道を歩き、
これまであまり知られていなかった天山のマンサクが、
どのように分布しているのかを把握したいと思う。

午前中は、
「彼岸の道づくり」という町内行事に参加し、
道路沿いの除草作業をしていた。
天山へ向かったのは、正午近く。
午後には天気もくずれるということで、
登山者もほとんどいないことだろう。
探索登山には、こんな日が、もってこいなのだ。

やぶ漕ぎで入山。


沢をつめていく。


まずは、オオキツネノカミソリの第一群生地へ。


沢沿いにも葉が出ている。




落ちていたヤブツバキの花と一緒にパチリ。


第一群生地のオオキツネノカミソリの葉は、
順調に育っているようだ。








樹木の根の間からも葉が出ている。


私だけのシャングリラだ。




オオキツネノカミソリの群生地を後にし、
マンサクの木がある場所へ移動する。
途中、湿った崖で、フキノトウと出逢う。


この色が好もしい。


ネコノメソウもあった。


しばらく登ったところで、ツインのツチグリを見つけた。


見れば見るほど面白い形。


ツクシショウジョウバカマの蕾を発見。


まるで宝石のよう。


咲いている花はないかと探すと、
開きかけの花を見つけた。




開花した花はないかと、さらに探すと、
「あった~」


いいね~


マンサクの木がある場所に到着。
「おっ、咲いてる~」


満開だ~


ズーム。


もっとズーム。


ここで、ヤスさんから借りた一眼レフを取り出す。
操作はよく分からないのだが、
適当に撮ってみる。


ピントを手前の花に合わせる。


やはり天山で見るマンサクは格別だ。


もう、マンサクは、天山以外の山では見る気がしない。(笑)




今日は、あちこち歩き回り、
マンサクの木を新たに6本ほど見つけた。




中には、行けそうにもない谷底に咲いていたマンサクもあった。


実は、
数十本はあろうかというマンサクの木が群生している場所をすでに見つけているのだが、
今のところ、その場所へ行く手だてがない。
マンサクが咲いている期間は限られるので、
今年駄目だったら、来年、
来年駄目だったら、再来年と、
数年かけてじっくり近づいて行きたいと思っている。
乞うご期待。

上宮登山口駐車場に寄ると、
一台の車もなかった。


天川登山口駐車場にも、
誰もいなかった。


帰路に就くと、雪が降り出した。
今日も、私ひとりの山であった。


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