天山、八幡岳、作礼山と、秋の花を楽しんだ。
次は、黒髪山系で……と、考えていた。
この時期、黒髪山系には、
牧野富太郎によって命名された或る花が咲く。
その花は、この黒髪山系が、全国唯一の自生地なのだ。
その花に逢いたくて、私は、早朝に車で家を出て、
黒髪山系へと向かったのだった。
登山口周辺には、
ツワブキの花や、
アキノキリンソウや、
ヌマダイコンなどが咲いていた。
黒髪山系では、珍しい動植物に逢うことができる。
今日、私が逢いにきたのは、この花。
毎年、10月下旬に咲くので、
今日(10月19日)はまだちょっと早いかもしれないが、
一輪だけでも花を見たいと思い、やってきたのだ。
明るい岩場に咲くので、注意しながら登って行く。
ブゼンノギクが咲いている。
ヤマラッキョウは、まだ蕾が多かった。
開花し始めたものをパチリ。
嬉しいことに、まだイブキジャコウソウが咲いていた。
一番美しい花を激写。
そして、あの花はというと……
まだ蕾が多かった。
でも、開き始めた花もあった。
いいね~
こちらも、少しだけ開花しているが、
その花が、シロバナネコノメソウのようで、美しい。
ねっ。
この花は、ネジバナのように花が巻いている。
ねっ。
楽しくて仕方がない。
本日、一番背が高くて、堂々としていたのは、この花。
高さが10cmくらいはあったろうか。
いいね~
開花した花も一際美しい。
牧野富太郎によって命名された花を満喫し、
次の(センブリの)群生地へと移動した。
木々の根が、
生き物のように、のたうっている。
センブリの群生地に着くと、
思った以上に多く咲いていた。
白い点々、すべてセンブリなんだけど、判るかな?
どの山域も、今年はセンブリの当たり年のようだ。
こちらにもたくさん咲いているけど、判るかな?
天山のセンブリとは、ちょっと違うような……
地を這うように咲いているセンブリもある。
ツルセンブリのような感じ。
花も弱々しい。
こちらのセンブリは、葉が異常に長い。
いろんなセンブリがあって楽しい。
いいね~
岩場にも咲いている。
こんなにたくさん。
よく見ると、たくさん咲いているのが判るでしょう。
岩場に、たった一輪咲いていたセンブリ。
黒髪山系独特の佇まいのような気がする。
下山するとき、
遠足で来ていた大勢の小学生とすれ違った。
100回以上、「こんにちは」と言ったと思う。(笑)
今日も「一日の王」になれました~