一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

天山 ……激しい雪はみるみるうちに降り積もり、大慌てで下山したのだった……

2012年02月02日 | 天山・彦岳
今日は午後から用事があったので、午前中のみの登山。
雪が降るとのことで、雪山が楽しめそうな山がいいな~
近くの山で、雪山が楽しめそうな標高の高い山と言えば……
やはり、天山。
今年、天山には、1月8日(日)にすでに登っている。
この時は、七曲峠から天山横断林道周回ルートでプチ氷瀑を楽しんだ。
今日は上宮から登ろうと思っているが、
ノーマルタイヤなので、車がはたしてどこまで登ってくれるやら……
東多久を通過し、小城市に入ると雪が降り出してきた。
晴田小川内分校まではなんとか大丈夫だった。
分校から左折し、しばらく行ったところで、雪が激しく降り出してきた。
これから積雪することを考えると、この辺りに車を駐めた方が良さそうだ。


車から降り、登山靴に履き替え、軽くストレッチ。
8:33
出発。


雪の降り方が一層激しくなり、みるみるうちに積もっていく。


沢にも雪が降りしきる。


白と黒の世界になりつつある。


ちょっとの間、太陽が顔を出したが、まるで月のよう……


8:48
もうひとつの林道と出合う。


ここからしばらく登った所に、左に道が見える。
以前より気になっていたのだが、今日はこの左の道へ入ってみる。


道は、荒れに荒れている。


で、数分歩いただけで、すぐに行き止まりに……


砂防ダム(堰)工事の為の道だったようだ。


引き返して元の道に戻る。
雪は降り続いている。


道路のミラーで、セルフポートレート。


ノートレースの美しい道。


この分岐を右へ行くと、上宮駐車場。


9:13
上宮駐車場に到着。
当然のことながら、誰もいない。


上宮登山口より登り始める。
雪は激しさを増してきた。


上宮の池はというと……


氷結した上に雪が積もり、なにがなにやら……(笑)


四阿(あずまや)で休憩。
カカポくん、雪の中でもヘッチャラです。


9:31
あめ山分岐通過。


登山道が見えなくなるほど積もってきた。


9:42
天山山頂に到着。
すごい風だ。
頬が痛くなり、バラクラバをかぶる。


稜線を歩いてみることにするが、横なぐりの雪が私を襲う。


岩にエビの尻尾が出来つつあった。


木々に霧氷が付きつつあった。


私の足跡がすぐに消えてしまうほどの降雪。


やばい、引き返さなくては……
この降り方だと、私の車は雪に埋もれてしまうかも……


10:21
ブリザード状態の天山山頂を出発。


登ってきた私の足跡はなく、すごい積雪。
いかん、急がなくては……


10:46
上宮を通過。


池がわからなくなるほど積もっている。
急げ!
駆け足で下って行く。


11:10
車を駐めた場所に戻ってくる。
車は雪に埋もれていた。
大急ぎで雪を落とし、エンジンをかける。
スリップしないように慎重に運転して下って行く。
そして、どうにか麓まで辿り着いた。
やれやれ。
こんなに降り積もるとは思わなかった。
もうビックリ。
でも、楽しかった~(笑)
2時間40分ほどの雪山歩きであった。
……あっ、そうそう、
本日の「天山北壁」は、こんな感じでした。
雪を纏った天山北壁もカッコイイね~

この記事についてブログを書く
« 映画『ヒミズ』 ……染谷将太と... | トップ | 徒歩日本縦断(1995年)の思... »