5月8日(日)に、登吾留山でシライトソウを見た後、
実は、別の登吾留山の“蘭、らん、ランの森”に、
キンラン、ギンラン、エビネラン、サイハイランなどを見に行ったのだった。
そのことを書かないでおくのは、少し勿体ないかなと思い、
今日、出勤前に、ちょっと書いておこうか……という気になった。
その前に、
みなさんは、「花目」(はなめ)という言葉をご存じだろうか?
山仲間の言葉なので、
辞書などには載っていないのだが、
「花を見つける目」というような意味で、
「あの人は花目もっている」などと使う。
山の初心者には、この「花目」はほとんどない。
登ることに一所懸命で、
他には目がいかないということもあるが、
気持に余裕がないというのも原因であると思う。
山慣れして、気持ちに余裕ができてくると、
周囲が見えるようになり、「花目」もできてくる。
花を見つけることができるようになってくるのだ。
たとえば、山道を歩いているとき、
こんな風景を見たとしよう。
普通の人は、ただ通り過ぎるだけである。
だが、よく見てほしい。
この中に花があるのだ。
ズーム。
判ったかな?
写真の中央を見てみて。
もっとズーム。
もう判ったでしょう。
花に近寄っていく。
もっと近寄る。
そう、キンランが咲いていたのだ。
「花目」ができてくると、
花の方から、
「ほら、ここにいるよ」
と呼びかけてくれるようになるのだ。
まあ、この日訪れた登吾留山の“蘭、らん、ランの森”は、
「花目」を必要としないほど、たくさんの花が咲いていたんだけどね。
あっちにも、
こっちにも、
目移りするほど咲いている。
もっとも美しかった株は、これかな。
遠くから見たときは、黄色いスイセンかなと思った。(笑)
いいね~
真上から見ると、もっと美しい。
角度を変えてパチリ。
個人的に好きだったのは、このキンラン。
立ち姿が美しい花であった。
キンランを堪能したので、
ギンランを探す。
「あった~」
いいね~
たくさん花をつけたギンランを発見。
ギンランはキンランよりも見つけるのが困難なので、
見つけると嬉しい。
「美しい~」
サイハイランの群生地も見つけたが、
まだ開花していなかった。
これからに期待。
ちょっと場所を移動して、
エビネランを見に行く。
咲いてる、咲いてる。
こちらも目移りするほど咲いている。
いいね~
もちろん、キエビネも咲いている。
美しい~
さらに、場所を移動して、
チゴユリに逢いに行く。
小さくて、
カワイイ花だ。
イチヤクソウは、まだ蕾だった。
また見にくることにしよう。
この他、
頬をピンクに染めたギンリョウソウや、
葉の中に花を咲かせるハナイカダなども見ることができた。
人間の世界がどうであろうとも、
花は、咲くべき場所に、今年もまた、咲いていた。
“花はただ咲く”ということが、
とても有難いことに思えてきた。
実は、別の登吾留山の“蘭、らん、ランの森”に、
キンラン、ギンラン、エビネラン、サイハイランなどを見に行ったのだった。
そのことを書かないでおくのは、少し勿体ないかなと思い、
今日、出勤前に、ちょっと書いておこうか……という気になった。
その前に、
みなさんは、「花目」(はなめ)という言葉をご存じだろうか?
山仲間の言葉なので、
辞書などには載っていないのだが、
「花を見つける目」というような意味で、
「あの人は花目もっている」などと使う。
山の初心者には、この「花目」はほとんどない。
登ることに一所懸命で、
他には目がいかないということもあるが、
気持に余裕がないというのも原因であると思う。
山慣れして、気持ちに余裕ができてくると、
周囲が見えるようになり、「花目」もできてくる。
花を見つけることができるようになってくるのだ。
たとえば、山道を歩いているとき、
こんな風景を見たとしよう。
普通の人は、ただ通り過ぎるだけである。
だが、よく見てほしい。
この中に花があるのだ。
ズーム。
判ったかな?
写真の中央を見てみて。
もっとズーム。
もう判ったでしょう。
花に近寄っていく。
もっと近寄る。
そう、キンランが咲いていたのだ。
「花目」ができてくると、
花の方から、
「ほら、ここにいるよ」
と呼びかけてくれるようになるのだ。
まあ、この日訪れた登吾留山の“蘭、らん、ランの森”は、
「花目」を必要としないほど、たくさんの花が咲いていたんだけどね。
あっちにも、
こっちにも、
目移りするほど咲いている。
もっとも美しかった株は、これかな。
遠くから見たときは、黄色いスイセンかなと思った。(笑)
いいね~
真上から見ると、もっと美しい。
角度を変えてパチリ。
個人的に好きだったのは、このキンラン。
立ち姿が美しい花であった。
キンランを堪能したので、
ギンランを探す。
「あった~」
いいね~
たくさん花をつけたギンランを発見。
ギンランはキンランよりも見つけるのが困難なので、
見つけると嬉しい。
「美しい~」
サイハイランの群生地も見つけたが、
まだ開花していなかった。
これからに期待。
ちょっと場所を移動して、
エビネランを見に行く。
咲いてる、咲いてる。
こちらも目移りするほど咲いている。
いいね~
もちろん、キエビネも咲いている。
美しい~
さらに、場所を移動して、
チゴユリに逢いに行く。
小さくて、
カワイイ花だ。
イチヤクソウは、まだ蕾だった。
また見にくることにしよう。
この他、
頬をピンクに染めたギンリョウソウや、
葉の中に花を咲かせるハナイカダなども見ることができた。
人間の世界がどうであろうとも、
花は、咲くべき場所に、今年もまた、咲いていた。
“花はただ咲く”ということが、
とても有難いことに思えてきた。