伊万里市南波多町の国道202号線を車で通るたびに目にする山があった。
美しい形をした独立峰で、大野岳(424m)という。
気になる山で、いつかは登ってみたいと思っていた。
山と溪谷社の『新・分県登山ガイド40 佐賀県の山』にはリストアップされていないので、最近では登る人も少ない。
山頂まで車道が延びているので、それが登頂意欲を削ぐのかもしれない。
実は私もそうだった。
ただ、2003年に刊行された佐賀勤労者山岳会編『SAGAの山あるき』(佐賀新聞社)には掲載されていたし、山と溪谷社の旧版の分県登山ガイド(1994年刊行)にも採り上げられ、「一説によれば、遠く万葉の時代には、防人の駐屯地として知られていた。また中世には岸岳城主の松浦党波多氏の烽火場として利用され、軍事上重要な位置を占めていた山である」とまで解説してあったので、佐賀県内では、歴史のある、知る人ぞ知る存在の山であった。
今日は、午後から佐世保の実家に行かなければならなかったので、午前中に大野岳に登ることにした。
伊万里市は、私が住む町と佐世保の中間にあるので、下山後、それほど時間をかけずに佐世保に行くことができる。
道の駅「伊万里」の第二駐車場の隅っこに車を駐車させてもらう。
この道の駅「伊万里」からは大野岳がよく見える。
道の駅「伊万里」の前の横断歩道を渡り、直進する。
この辺りから見る大野岳が、いちばん美しいかもしれない。
道沿いにはコスモスが咲いていて、秋の到来を感じさせてくれる。
突き当たりを左折し、道なりに進んで行く。
この周辺にはナシ畑が多い。
梨の名産地・伊万里ならではの風景。
緑のトンネル。
蝉時雨。
汗が噴き出てくる。
まだまだ夏はそう簡単には終わってくれないようだ。
シラヤマギクなどの花が、わずかに涼やかさを感じさせてくれる。
少し高度が上がると、眺めが良くなってきた。
約1時間ほどで、しあわせ公園に着く。
ここからの眺めも悪くない。
彼岸花が、開花準備を始めていた。
この公園から右に方向をとり、しばらく歩くと、二差路に出くわす。
その車道のどちらにも進まず、分岐点にある階段を登って行く。
看板があり、次のように記されている。
夫婦石とはどんなものだろうと見に行くと……
この上の部分に、ビックリするものが屹立していた。
この上部の写真は、お見せできない。( ´艸`)
どうか大野岳に登って、自分の目で確かめて頂きたい。( ´艸`)
夫婦石から少し登った所に、見晴らしの良い場所があった。
八幡岳や眉山が美しく見えた。
しあわせ公園から25分ほどで、まえひら展望台に着いた。
展望台と名がついているくらいだから、かつては展望が良かったのかもしれないが、現在では周囲の樹木が育って、眺めはそれほど良くなかった。
まえひら展望台から10分ほど登ると、いきなり山頂直下の駐車場に飛び出した。
麓から登ってきた者には、目にしたくない風景である。
この駐車場の奥にある道をしばらく歩くと、「大野岳」と書かれた標識があった。
その向こうに一段高くなった山頂らしきものがあるのに、何故ここに標識があるのだろう……と思って標識の周囲を見たら、三角点があった。
この一段高くなった所に登ってみた。
何もない平たい円形の広場であった。
整地された山頂という感じだ。
あまりに人工的な山頂に、興を削がれる登山者もいるかもしれない。
上まで登らずに、こうして少し下から眺めている方がいいのかもしれない……と、私は思った。
美しい形をした独立峰で、大野岳(424m)という。
気になる山で、いつかは登ってみたいと思っていた。
山と溪谷社の『新・分県登山ガイド40 佐賀県の山』にはリストアップされていないので、最近では登る人も少ない。
山頂まで車道が延びているので、それが登頂意欲を削ぐのかもしれない。
実は私もそうだった。
ただ、2003年に刊行された佐賀勤労者山岳会編『SAGAの山あるき』(佐賀新聞社)には掲載されていたし、山と溪谷社の旧版の分県登山ガイド(1994年刊行)にも採り上げられ、「一説によれば、遠く万葉の時代には、防人の駐屯地として知られていた。また中世には岸岳城主の松浦党波多氏の烽火場として利用され、軍事上重要な位置を占めていた山である」とまで解説してあったので、佐賀県内では、歴史のある、知る人ぞ知る存在の山であった。
今日は、午後から佐世保の実家に行かなければならなかったので、午前中に大野岳に登ることにした。
伊万里市は、私が住む町と佐世保の中間にあるので、下山後、それほど時間をかけずに佐世保に行くことができる。
道の駅「伊万里」の第二駐車場の隅っこに車を駐車させてもらう。
この道の駅「伊万里」からは大野岳がよく見える。
道の駅「伊万里」の前の横断歩道を渡り、直進する。
この辺りから見る大野岳が、いちばん美しいかもしれない。
道沿いにはコスモスが咲いていて、秋の到来を感じさせてくれる。
突き当たりを左折し、道なりに進んで行く。
この周辺にはナシ畑が多い。
梨の名産地・伊万里ならではの風景。
緑のトンネル。
蝉時雨。
汗が噴き出てくる。
まだまだ夏はそう簡単には終わってくれないようだ。
シラヤマギクなどの花が、わずかに涼やかさを感じさせてくれる。
少し高度が上がると、眺めが良くなってきた。
約1時間ほどで、しあわせ公園に着く。
ここからの眺めも悪くない。
彼岸花が、開花準備を始めていた。
この公園から右に方向をとり、しばらく歩くと、二差路に出くわす。
その車道のどちらにも進まず、分岐点にある階段を登って行く。
看板があり、次のように記されている。
夫婦石とはどんなものだろうと見に行くと……
この上の部分に、ビックリするものが屹立していた。
この上部の写真は、お見せできない。( ´艸`)
どうか大野岳に登って、自分の目で確かめて頂きたい。( ´艸`)
夫婦石から少し登った所に、見晴らしの良い場所があった。
八幡岳や眉山が美しく見えた。
しあわせ公園から25分ほどで、まえひら展望台に着いた。
展望台と名がついているくらいだから、かつては展望が良かったのかもしれないが、現在では周囲の樹木が育って、眺めはそれほど良くなかった。
まえひら展望台から10分ほど登ると、いきなり山頂直下の駐車場に飛び出した。
麓から登ってきた者には、目にしたくない風景である。
この駐車場の奥にある道をしばらく歩くと、「大野岳」と書かれた標識があった。
その向こうに一段高くなった山頂らしきものがあるのに、何故ここに標識があるのだろう……と思って標識の周囲を見たら、三角点があった。
この一段高くなった所に登ってみた。
何もない平たい円形の広場であった。
整地された山頂という感じだ。
あまりに人工的な山頂に、興を削がれる登山者もいるかもしれない。
上まで登らずに、こうして少し下から眺めている方がいいのかもしれない……と、私は思った。