一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

経ヶ岳(舞岳~経ヶ岳~つげ尾) ……九州の仲間たちとの交流登山……

2009年09月06日 | 多良山系
9月5日~6日にかけて、日本勤労者山岳連盟・九州ブロック協議会主催の「元気の出る集会パート11」が、長崎県大村市黒木町の黒木民宿所を主会場として開催された。
9月5日(土)には、講演や分科会、全体交流会が、
9月6日(日)には、いろんなコースに分かれての交流登山が行われた。
参加したのは、
【長崎県】
オレンジハイキングクラブ
こもれび倶楽部
長崎カルチャー山の会
南稜山岳会
長崎ミラン山の会
長崎東部勤労者山岳会
長崎朝霧山の会
長崎あゆみハイキングクラブ
長崎ヘバルナ山の会
長崎大学探検部
【福岡県】
大川山人会
RKAC
福岡東雲山岳会
久留米遊歩会
マップ山の会
ムーブ
九州の原生林を守る福岡の会
福岡想山会
福岡ハイキングクラブくさぼけ
【佐賀県】
佐賀勤労者山岳会
からつ勤労者山岳会
【熊本県】
熊本勤労者山岳会
人吉・球磨ハイキングクラブ
天草山の会
【大分県】
大分勤労者山岳会
【宮崎県】
西都山岳会
の各山岳会で、全部で185名の参加者があった。
主催県ということもあるが、長崎県からは多くの山岳会が参加されていた。
長崎県にこれほど多くの「山の会」があるのも驚きだったし、あらためて登山が盛んな県なんだな~と思った。
わが「からつ勤労者山岳会」からは11名が参加。
5日(土)から参加した者5名。
6日(日)のみ参加した者6名。
私は土曜日は仕事だったので、6日(日)だけ参加させて頂いた。
6日の交流登山は、次の8コースが用意されていた。
①自然観察・黒木周辺
②岩・板川内
③沢・ウナギテ沢
④沢・小川内左俣
⑤沢・小川内右俣
⑥山・多良岳
⑦山・経ヶ岳A(黒木~八丁谷~中山越~平谷越~経ヶ岳~つげ尾~黒木)
⑧山・経ヶ岳B(黒木~舞岳~経ヶ岳~つげ尾~黒木)
わが「からつ労山」は一緒に登ろうということで、⑧を選択。
数人のメンバーがまだ舞岳ルートを歩いたことがないと言ったのでこのコースとなった。
私は過去に何度か歩いているが、「急登の尾根ルートなので、覚悟しておいた方がイイよ」と、まだ歩いたことがない人に登る前に脅してやった。( ´艸`)

6日(日)は、午前7時半、黒木キャンプ場集合。
会場は、こんな雰囲気。


各コースに分かれ、選任されたリーダーからルート説明などがあった。
8:05
出発。
⑧コースには、全部で18名が参加。
これから登る経ヶ岳を見上げる。
カッコイイ~


8:18
黒木登山口の分岐を左にとる。


ここから登り始める。


急登が続く尾根ルートに、悲鳴をあげる者数名。
休憩を多くとりながら、ゆっくり登る。


途中の展望岩からの眺め。
ここから眺める黒木郷の風景が大好きだ。


左に目を転じ、五家原岳方面を眺める。
山が迫ってくるような迫力。


10:28
舞岳山頂に到着。
可愛い標識。


足許には、ミヤマママコナがたくさん咲いていた。


舞岳を下りた鞍部で、話し合いがもたれる。
結果、体調の悪い数名が中山越から下山することになった。


話し合いが終わるまで、足許のコナラの実など眺めて過ごす。


11:24
経ヶ岳山頂に到着。
ここで昼食。
アキさん、大喜び。( ´艸`)

周囲の木々が刈り取られた山頂。
標識の後ろはこんな感じ。


少し左に目を転ずると、こんな感じ、


さらに左に目を転ずると……


さらに左に……


わが山岳会にも「眺めが良くなればイイんじゃないの」と言う人もいて、「ウ~ン」と唸ってしまった。

山頂付近には、ナガバノコウヤボウキがたくさん咲いていた。


ツルリンドウも美しい花を咲かせていた。


12:00
経ヶ岳山頂を出発。

12:25
つげ尾に到着。
食後ということもあって、しばし休憩。


つげ尾からのガレ場の下り。


途中、スズメバチに囲まれ緊張の瞬間も……
麓まで下りてきて、ホッ。
沢に手を浸す。


黒木まで下りてきて、経ヶ岳を見上げる。
登ってきたばかりの山は、輝いて見える。
「頂上まで登った山は、遠くで見た時、ずっとキレイになるんだよ」
と、山岳コミック『岳』(石塚真一・作)からのウケウリのセリフを言うと、
素直なアキさんは、
「本当にそうですね~、キレイ!」
って。


14:00
閉会式。
みなさん、お疲れ様でした。
そして、ありがとうございました。


今日、出逢った花で、いちばん嬉しかったのは、この花でした。


「オイ」と声を掛けると、こんなふざけた顔をしておどけて見せてくれました。


※次回の「元気の出る集会」は2年後、熊本県での開催が予定されています。

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