一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

天山 ……カキランやアキチョウジやネジバナなどが咲き始めた……

2019年07月07日 | 天山・彦岳


7月6日(土)
もうそろそろ天山にもカキランが咲く頃だと思い、
カキラン目当てで早朝より上宮登山口へ向かう。

久しぶりの上宮登山口。


上宮の池の周囲にはアジサイが咲いていた。


登山道には夏草が生い茂っている。


オカトラノオと蜜蜂をパチリ。


ハンカイソウの径を通る。
もう少しで開花しそう。


あめ山分岐を通過。


天山にとりつく。


驚いたことに、バイカイカリソウがまだ咲いていた。


カワイイ。


注意を促す、新しい道標。


しばらく登って振り返る。
あめ山が美しい。


天山山頂に到着。
天山に一番乗り。


晴れていたが、展望はイマイチ。
雲仙や多良山系の山々は見えなかった。


稜線散歩へ。


ギボウシ(蜜蜂も一緒に)、


オトギリソウはたくさん咲いていた。


ヤマトキソウは、終盤を迎えていた。


キュウシュウコゴメグサは、
一週間前よりもかなり増えていた。


緑色の葉をもち、自身で光合成を行う。
根は他植物に寄生して養分をもらう、いわゆる半寄生植物である。


この植物は佐賀県のフロラ(植物誌)の基礎を築かれた故馬場胤義先生が、
昭和12年に初めて天山で発見されたもので、
今では中国、近畿地方にも分布が知られている。


本当に小さくて可愛い花である。


テントウムシがたくさん集合している場所があった。
白っぽい苔植物と、何か関係があるのだろうか?


小さなキノコをパチリ。


ノギラン、


カワラナデシコの蕾を発見。
咲くのが楽しみ。


テリハアカショウマが咲き始めていると思ったら、


バイカイカリソウがまだ咲いていたので、ビックリ。


あめ山分岐近くでも見かけたが、
もう7月だよ。(笑)


いつものように、彦岳が見える所まで行って、引き返す。


いつもの場所で、珈琲タイム。
早朝だったので、静かな山歩きを楽しむことができた。


本日の「天山壁」。


ホソバノヤマハハコは順調に育っている。(安心)


そして、本日の目的、カキランはというと……
保護区のカキランは、
保護されているので、立派に育っているが、
開花までには、もう少し時間がかかりそうだ。


こちらは、保護されていない縦走路沿いのカキラン。


株は小さいが、こちらの方が早く開花しそうだ。


私の「秘密の場所」に行ってみると、
少しだけ開花していた。


嬉しい。


こちらの株では2輪開花していた。


楽しい。


これから、ちょっとだけ散歩道へ。


ヤマアジサイはピークを迎えつつある。


タマアジサイは、すでに「玉」ができていた。


テリハアカショウマや、


あまり見かけないアザミも咲いていた。


ホタルブクロの奥に見える昆虫は……


ホタルガ(蛍蛾)であった。
「ホタル」つながりだね。(笑)


アキノタムラソウ(秋の田村草)や、


アキチョウジ(秋丁字)が、もう咲いていた。
こちらは「秋」つながり。


陽当たりの良い場所では、
ネジバナがたくさん咲いていた。


大好きな花なので、嬉しい。
今日も一日の王になれました~


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