一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

シリーズ「麓から登ろう!」⑫海抜0mから登る高崎山 ……素敵な仲間達と……

2012年01月15日 | 海抜0mから登る高崎山
1月13日(金)、
仕事をしていると、ケータイのメール着信音が鳴った。
肉まんさんからであった。

《いーさんからお誘いがあり、15日(日)に海抜0mから別府の高崎山に登ります。車にあと2名乗れます。よかったら平六さんといかがですか?》

「海抜0m」という文字に過敏に反応する。
「麓から登山家」(笑)としての私の血が騒ぎ出す。
15日といったら2日後ではないか!
こうしてはいられない。(爆)
平六さんにケータイから電話し、用件を伝える。
「行きま~す」
との返事。
すぐに肉まんさんに、「2名参加」とのメールを送信。
こうして、15日(日)の大分行きが決まったのだった。

後から肉まんさんに伺ったところによると、
「海抜0mから登る高崎山」は、
元々は大分県の山岳会「豊嶺会」の企画で、
今回はそれに便乗させてもらう形とのこと。
高崎山に関心を持っていたいーさんと肉まんさんであったが、
個人や少人数の登山では、猿と遭遇した場合に危険と判断。
いーさんが大分のネット仲間natsucocoさんに相談したところ、
《「豊嶺会」の企画に参加されてはいかがですか》
との提案があり、今回の山行が決定したという次第。

お声をかけて下さった、いーさんと肉まんさんに感謝しつつ、
早朝、集合場所の基山PAに向かった。
午前6時20分に落ち合い、いーさんの車で一路別府へ。
今回は、いーさん、肉まんさん、平六さん、タクの他に、
豊津の信ちゃん、豊津の俊ちゃん、ごっさん、kigoさん、うすきさんも参加されるとか。

8:00
田の浦海水浴場に到着。
「豊嶺会」の皆さんとの待ち合わせは9:00なので、
準備をし、ストレッチ。
それでも時間が余ったので、波打ち際まで行く。
向こうに見えるのが高崎山。


今日は、海抜0mからの登山なので、
一応、登山靴を海水に浸して写真を撮っておく。


9:00
「豊嶺会」の皆さんと合流する。
総勢30名ほどになった。


全員輪になって自己紹介をする。


その後、「豊嶺会」のリーダーより、本日のルート説明がある。
なんでも、登山道ではなく、超マイナールートとのこと。
これから登山道として整備される予定らしいが、
現在はまだ踏み跡もはっきりしないルートのようだ。
楽しみだ。
「豊嶺会」は、若い会員が多く、元気な山の会という印象。
素晴らしい!


9:14
参加者全員、登山靴を海水に浸す。


私も、もう一度、登山靴を海水に浸す。


海沿いの道を、大分マリーンパレス水族館「うみたまご」の方へ歩いて行く。


「うみたまご」横から歩道橋を渡り、


「高崎山自然動物園」の方へ。




「高崎山自然動物園」の許可を得、園の脇から入って行く。


我々の歩いているすぐ傍に、サルがたくさんいる。
中学生の時の修学旅行で見て以来か……な?(笑)


母ザルに必死にしがみついている子ザルがカワイイ。


園を抜けると、森の中に入って行く。


すごい急登。
落ち葉ですべるので歩きにくい。


10:13
第1回目の休憩。


再び登り始める。
急坂をひたすら登る。


海辺では寒かったのに、汗が噴き出てくる。


10:37
第2回目の休憩。
1名、体調不良にて下山する。


休憩中に、「豊嶺会」のネーム入りザックを激写。


なかなか素敵だ。


高崎山は、観光地という印象であったが、


自然林がたくさん残っていて、ちょっと驚いた。


10:53
後続が遅れているので、しばらく待つ。
もうかなり登ってきた。


11:20
正規ルートの登山道に合流。


広い立派な登山道である。


山頂が近くなってきた。


何を見ているのかな?


「高崎山城」の説明書きであった。


各所に山城であった痕跡が残っている。
これは烽火台跡かな?


11:33
高崎山山頂に到着。
ここでランチ。




山頂にあるのは、二等三角点であった。


三角点の傍に誰もいなくなってから、
コソッと登山靴を撮る。
これで、海抜0メートルからの登頂「SEA TO SUMMIT」が完了した。


一応、記念写真も……


12:02
高崎山山頂を出発。
美しい道を下って行く。


12:23
岩登りができそうな岩壁を見上げる。


12:27
正規ルートの登山口駐車場に到着。
普通の登山者は、ここに車を駐めて、ここから歩き出す。


天然記念物「高崎山の猿生息地」。


ここに、登山者への注意が書かれている。
サルへの対処法として、
「さわらない」
「目をのぞきこまない」
「からかわない」
を厳守。


ここからは、車道を下っていく。


道沿いにフェンスがあり、


これには電気が流れている。
感電注意!


海が近くなってきた。


広い別大国道を渡り、


再び、海へ。


波打ち際に近寄り、


登山靴を海水に浸す。


13:30
海抜0メートルから海抜0メートルへ、
「ZERO TO ZERO」も達成。


13:34
輪になって、お別れの挨拶。


「豊嶺会」の皆さん、ありがとうございました。
海から尾根を一気に登るルート、
素晴らしかったです。

いーさん、肉まんさん、お誘いありがとうございました。
シリーズ「麓から登ろう!」に、
また素敵な思い出がひとつ加わりました。

今日、お会いした皆さん、
また、いつか、どこかの山で……

(写真提供・豊津の信ちゃん)

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