一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

天山 ……散歩道で、ヒナノウスツボ、ヒメアザミ、ガガイモなどに逢えたよ……

2018年08月26日 | 天山・彦岳


このブログで、“秘密の散歩道”などと書いているので、
山で会った人から、
「“秘密の散歩道”って、どこにあるんですか?」
とよく訊かれるのだが、
「“秘密の散歩道”は、私が歩いている数十の散歩道の総称で、一本の道を指して言っているのではないのです」
と答えるようにしている。
天山は、山頂部だけが天山ではなく、麓までが天山だと思っている。
麓から幾度も天山に登っている私は、
大袈裟ではなく、数十の道を知っている。
その内のどれかを、
季節や天候を考慮しながら選択し、
歩くようにしている。
いろんな道を歩くうちに、
どの季節に、どの道を歩いたら、どんな花に逢えるかは、
何度も歩いていると、自ずと判るようになった。

今日は、
この時期に歩いたら多くの花(珍しい花ということではない)に出逢えそうな散歩道を歩くことにした。
まず逢えたのは、ヤマホトトギス。
珍しい花ではないが、逢えると嬉しい。


次に逢えたのは、メハジキ。


毎年逢っているが、今年は初見。
嬉しい。


美しいクサアジサイにも逢うことができた。
大好きな花なので、感動。


ハグロソウや、


ミズタビラコを見ながら歩いていたら、


ガガイモに逢えた。


ガガイモで思い出すのは、「レディー・ガガ」イモ。(笑)


天山のガガイモは、
小さくて、


品があって、


可愛くて、美しい。


ツリフネソウや、


ノダケや、


ミズタマソウや、


マツカゼソウにも逢えた。


これは、白花のヌスビトハギ。


センニンソウも白くて美しい。


と、ヒナノウスツボを発見。


ヒナノウスツボは、天山では初見。


嬉しい。


ミヤマウズラは、もうすぐ開花。


早く、早く。


シュスランは、まだまだ。


ツルニンジンは、もう少し。


アケボノソウも、後ちょっと。


散歩道では、“天山の稜線に咲く花”も多く咲いている。
ホソバシュロソウ、


ツルリンドウ、


ヒメアザミ、


イタドリ、


オトギリソウ、


サイヨウシャジン、


白花のサイヨウシャジン、


ノイバラ、


シギンカラマツなど、
山頂に行かなくても見ることができる。


アキカラマツ、


キンミズヒキ、


オミナエシ、


オトコエシ、


ヤマハッカ、


ノササゲなども目を楽しませてくれる。


一応、山頂も踏んでおこうかと思い、


上宮登山口へ向かう。


驚いたことに、
日曜日だというのに、駐車場には一台の車もなかった。


ゆっくり登り始める。


あめ山分岐を過ぎて、天山にとりつき、
しばらく登って振り返る。
あめ山が美しい。


天山山頂に到着。


散歩道では見ることができなかったマツムシソウや、


キュウシュウコゴメグサの花を楽しむ。


「天山南壁」を見て、下山した。


帰路、ちょっと寄り道をして、この花に逢いに行った。


いいね~


これから開こうとしている花。


少し開いた花。


蕾も多かったので、9月初旬まで楽しめるだろう。


今日も「一日の王」になれました~


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