一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

登吾留山 ……里山にはもうアマナやバイカイカリソウが咲いています……

2014年02月20日 | 登吾留山
フクジュソウやセツブンソウなど、
スプリングエフェメラルたちの話題が届くようになった。
ということは、
近くの里山にも春の妖精たちが舞い降りてきているのではないか……
そう考えて、登吾留山へ行ってみることにした。
その登吾留山には、アマナがたくさん咲くのだ。

アマナ(甘菜、学名:Amana edulis)は、
単子葉植物ユリ科アマナ属の多年草。
花の見かけはごく小さなチューリップそのもので、
かつてはTulipa edulisとしてチューリップ属に入れられていたこともあり、
「野生のチューリップ」と呼ばれたりもしている。
春の花の中でも、特に早く咲くもののひとつであり、
早春に花を咲かせ、周囲の草丈が高くなると埋もれてしまい、
晩春には地上部を枯れさせてしまう、
いわゆるスプリングエフェメラルの型に入る植物である。
遠くの山まで見に行かずとも、近くの里山で見ることのできる、
里山のスプリングエフェメラルと言えるだろう。

晴れた日には花がよく開き、曇りの日には閉じてしまうから、
なるべく晴れた日に逢いに行った方がいいけれど、
花が閉じている状態も美しいから、
まあ、どっちでもいいか~って感じ(笑)

今日は、朝から晴れている。
午前中は、ある映画を見に行った。
普段は、仕事の帰りにレイトショーで見ることが多いのだが、
今日見た作品は(ワケあって)レイトショー上映が最初から無い映画で、
(その理由も含めて、後日レビュー掲載予定)
モーニングショーで見るしかなかったのだ。
映画の帰路、登吾留山へ行った。

その里山は、
美しい小川が流れている。




ホトケノザや、


オオイヌノフグリや、


オドリコソウが咲いている。


見上げると、満開のサザンカの花。


ゆっくり登って行く。


里山はいいね~


緑が美しく、


青空も美しい。


足もとには、
スミレや、


セントウソウや、


ヒメウズなどが咲いている。


アマナはというと……
咲いてました~


昨年は、
2月21日に逢っているから、
今年もほぼ同じ時期の逢えたことになる。


ただ逢えただけで、なぜこんなに嬉しいんだろう。


いいね~


美しい~


開いている花もある。


太陽の光を浴びて、気持ちよさそうだ。


地面に這いつくばって、青空を入れる。


まさに「春」って感じ。


この後、バイカイカリソウの群生地に行ってみた。
まさか咲いていないだろうと思っていたが、
なんと、一株だけだが咲いていたのだ。


もうビックリ。
昨年は、これまでで一番早い3月10日に見ることができたのだが、
今年は、昨年の記録を大幅に更新。


まさか、2月20日に見ることができるとは……
驚愕の出来事であった。


今日も「一日の王」になれました~

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