一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

朝駆け「天山」 ……御来光を拝み、去りゆく秋の花々を惜しむ……

2022年10月30日 | 天山・彦岳


10月29日(土)

公休日の昨日は用事があって山に行けなかったので、
今日、(午後から仕事なのだが)天山に朝駆けすることにした。

9月7日以来、約2ヶ月ぶりの朝駆け「天山」。
天川登山口から出発。(フラッシュ撮影)


いつもの場所でパチリ。


ゆっくり登って行く。


もうすぐ山頂。


天山山頂に到着。


日の出前の静寂の時。


今日は、阿蘇やくじゅう連山が幽かに見える程度。


今日は、あの辺りから太陽が出てくるようだ。


明るくなってきた。


小さな光の点が突如として現れる。(見えるかな?)


その光の点が、次第に大きくなる。




宇宙を感じる瞬間。


「太陽は神だ」と思える瞬間。




「御来光」の瞬間は、いつも躰が震える。





稜線散歩へ。


サルトリイバラの赤い実に朝陽が当り、


輝く。




色づき始めた赤い葉も輝かせる。


アキノキリンソウの花につく朝露にも朝陽が当り、


輝かせる。




お約束の「足長おじさん」。(笑)


ヒメアザミ、


ヤマジノギク、


リンドウも輝く。


朝早いので花は開いていないけれど、
「いいね~」。


それでも時は移ろい、
秋の花は終わろうとしている。


タンナトリカブトもほとんどが実になっていた。




ホソバノヤマハハコも花期を終えようとしている。


センブリ、


ムラサキセンブリも、枯れようとしている。


わずかに、ムラサキセンブリの白花が、


まだ花をつけていた。


嬉しい。


今日は、天山山頂が丸く見える場所で、


こんな風景を見ながら、モーニング珈琲。


傍らでアキノキリンソウが風に揺れていた。


11月になり、花が少なくなると、登山者も少なくなり、
静かな天山に戻る。
……「私の天山」が還ってくる。


この記事についてブログを書く
« 映画『線は、僕を描く』 ……... | トップ | 池田清彦『40歳からは自由に... »