一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

マツムシソウ、シギンカラマツが咲き始めた天山 ……朝駆けするも、霧の中……

2024年07月22日 | 天山・彦岳


7月22日(月)

もうそろそろ梅雨明けするのではないかと思い、
(実際、気象庁は7月22日に、「九州北部地方が梅雨明けしたとみられる」と発表した)
天山に朝駆けすることにした。

自宅を出るときには星が見えていたので、
〈久しぶりに御来光が拝めるぞ!〉
と期待したのだが、
天川集落を過ぎた辺りから霧の中に突入し、数メートル先も見えないほどであった。
運転に注意しながら、天川登山口駐車場に到着。

ヘッドランプを装着して出発。


途中は、ガスっていたので何も見えず。

もうすぐ山頂。


天山山頂に到着。


日の出時刻になっても、太陽は見えず。(結局、下山するまで太陽は姿を現さなかった)


仕方なく、稜線散歩(花散策)に切り替える。


まずはマイサギソウ。


ややピークは過ぎた感じだが、


まだあちこちで見ることができる。


イケメンのマイサギソウ。


もうしばらく楽しめそうだ。


コオニユリはビックリするほど増えていた。


反らずに全開した(ヒトデのような)コオニユリをパチリ。


アキノタムラソウもたくさん咲いている。




ノギランはピークを過ぎてはいるが、


まだまだ楽しめた。


テリハアカショウマ、




サイヨウシャジン、




ホソバシュロソウ、




キガンピ、




ヤマホトトギス、




ヒヨドリバナは、
咲き始めると同時に、花の数をグングンと増してきた。




濃霧なので、


蜘蛛の巣にも水滴がたくさん付着している。


オトギリソウ、


イタドリ、


オカトラノオ、


ギボウシも、至る所に咲いている。


太陽の光が当たれば、モウセンゴケの花も開くであろう。


オミナエシも開花間近。


「早く、早く!」


キュウシュウコゴメグサは、地味に数を増やしている。




ハンカイソウは終盤を迎えている。


寂しい。


カワラナデシコにも逢うことができた。




カキランもピークを過ぎてはいるが、


まだあちこちで見ることができる。




思いがけない場所で出逢ったカキラン。


いいね~


シギンカラマツは、ある場所にひっそり咲いていた。


もう少ししたら、あちこちで見られるようになるが、


今はまだ探さないと見つからないレベルの少なさ。


故に、この時期のシギンカラマツは貴重だ。






最後に、マツムシソウを探す。
紫色の花を見掛け、駆け寄るが、ウツボグサ。(笑)
この時期、天山の稜線にはマツムシソウとウツボグサが同居しているので、
花に詳しくない登山者から、(ウツボグサを指さしながら)
「これがマツムシソウですか?」
と、訊かれることがたまにある。


……と、マツムシソウを発見。


嬉しい。


別の場所で、またもやマツムシソウを見つける。


美しい。


この色に魅了される。


今日も「一日の王」になれました~


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