一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

「麓から登ろう!」36.天山 ……岸川ルートを登らずして天山を語るなかれ2015……

2015年07月05日 | シリーズ「麓から登ろう!」
今回も、夏山のための訓練登山。
天山の岸川ルートで、汗を流したい。
標高差1000mほどを、
今日も、カスケードくんを背負っての一気登り。
いや、よちよち登り。(笑)
天気は「曇り」の予報。
あめ山にも雲がかかっている。


今日は、いつもの今出川ふるさと公園駐車場ではなく、
ここから出発する。
この先の駐車スペースに車を駐め、
8:32
左の方へ入って行く。




道は、緑に覆われている。


九州自然歩道の道標も夏草に覆われて見えなくなってきている。


幅の狭い簡易舗装の道だが、
案外花が多くて退屈しない。
ヤブカンゾウや、


オオバギボウシや、




テリハアカショウマや、


オカトラノオや、


ムラサキニガナなどが驚くほどたくさん咲いていて、
大いに楽しませてくれる。


復路はここで合流することになっている。


雰囲気の好い道をしばらく登ると、


9:47
本格的な登山道の入口に到着する。




ここで、しばし休憩。
行動食を食す。

10:01
出発。ここから入って行く。




天山では珍しい沢沿いの道である。


小さな滝や、


大きな滝など眺めながら、
ゆっくり登って行く。


10:32
第一林道に到着。
左から登って来て、再び右へ登って行く。


美しい林の中を20分ほど登ると、




10:52
第二林道に到着。
また右の方へ登って行く。


雰囲気の好い道をまた20分ほど登ると、


11:15
あめ山分岐に到着。


岸川ルートを登ってくると、あめ山はパスする人が多いが、
今日は訓練登山でもあるので、まずはあめ山へ……
道が草に覆われているので、下を見ながらゆっくり歩いて行く。


完璧な形のオカトラノオや、


手触りの良さそうなソクシンランや、


チングルマのようなノイバラや、


テリハアカショウマなどが目を楽しませてくれる。


11:25
あめ山山頂に到着。
残念ながら、遠望はきかない。


天山を見ながら下って行き、あめ山分岐より天山にとりつく。


11:47
天山山頂に到着。


カスケードくんも満足そう。


ここで、心地よい風を受けながらランチ。

そして、ランチの後は、
ザックを置いて、空身での花散策。

面白いことに、先週よりもバイカイカリソウが多く見つかった。(笑)


天山のバイカイカリソウは花期が長いことで有名だが、
一体いつまで咲いているのだろう。


マルバノイチヤクソウや、


ヤマトキソウは、終盤を迎えていた。


反対に、キュウシュウコゴメグサは、先週よりも随分と数を増やしていた。


もう誰でも見つけることができるだろう。


ホソバシュロソウや、


オトギリソウも、よく目につくようになってきた。


ホソバノヤマハハコは今年も咲いてくれるようだ。
嬉しい。


シギンカラマツも咲き始めていた。


ねっ。


本日の天山壁。


そして、天山壁。
いいね~


やはり、天山は最高だね。


12:59
天山山頂を出発。

あめ山を見ながら下って行く。


重いザックを背負っていても、下りは楽だね。


13:22
上宮登山口駐車場を通過。


車道を下って行く。




14:37
往路の道に合流する。




15:11
スタート地点に戻ってくる。
約6時間半の山歩きであった。




帰路、岸川まんじゅうの店に寄り、


配偶者へのお土産を買った。


カウンターの横に、写真立てがあった。
「おっ、夢乃聖夏さんではないか!」


夢乃聖夏さん(佐賀県多久市出身)は、
宝塚歌劇団・雪組の男役だった方で、
今年(2015年)3月22日に、
『ルパン三世 -王妃の首飾りを追え!-』の東京公演千秋楽をもって退団されたばかり。
私の住む町の誇りとする方である。
芸名は、
宝塚は夢の世界だから「夢」、
宝塚歌劇との出会いを作ってくれた祖母の姉の名前から「乃」、
出身地・多久市の多久聖廟にちなんだ「聖」、
7月生まれなので「夏」。
この4文字を組み合わせたものだそうだ。
「夢乃聖夏さんも買いにこられたんだ~」
と嬉しくなる。


トップにはなれなかったけれど、
多くの人に愛された宝塚スターでありました。
【動画】2015年3月22日、雪組千秋楽出待ち(夢乃聖夏)


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