一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

平治岳 ……ミヤマキリシマの咲き乱れるくじゅうの名山へ……

2013年06月05日 | その他・佐賀県外の山
5月22日(水)に、ヤスさんと、
雲仙(妙見岳~国見岳~普賢岳)へ行った。
池の原園地、仁田峠、国見岳と、
標高の違う場所全部でミヤマキリシマを楽しむことができ、
また、ヒカゲツツジにも逢うことができて、
大満足の山行であった。
帰路、ヤスさんから、
「次は、6月5日(水)に休みが取れそうなので、またどこかの山を案内して下さい」
と依頼を受けていた。
〈6月初旬といえば、平治岳かな……〉
と思い、ヤスさんに連絡すると、
平治岳はこれまで登ったことがないとのことで、「ぜひ」ということであった。
平治岳のミヤマキリシマ開花情報をチェックしてみると、
6月5日頃は見頃とのこと。
男池登山口からのルートで計画を立てた。


午前4時にヤスさんの住む基山で待ち合わせをし、
一路、くじゅうへ。
5時半過ぎに、男池園地駐車場に到着。
すぐに準備をし、ストレッチ。
5:49
男池園地駐車場より出発。
緑の中へ入って行く。


バイケイソウが咲いていた。




ツクバネソウなど、


登山道脇の山野草を楽しみながら歩いて行く。


岩に根を張る木々が多く、ヤスさん驚く。


ヤスさんは、雰囲気の好いこのルートがお気に入りになったようだ。


6:18
かくし水を通過。


ここでは、倒木でさえ、美しい。


今日もヤスさんはフル装備。
北アルプスへ行く装備で登っている。


6:46
ソババッケに到着。


ヤマボウシがたくさん見られた。


6:51
ソババッケを出発。
急坂を登って行く。
途中、登山者を次々と追い抜いて行く。
ヤスさんの脚力がかなり強化されているのを感じる。


7:35
大戸越に到着。
「おっ」と声が出る。
大戸越周辺のミヤマキリシマはもう終わっているかもしれないと思っていたので、
嬉しいサプライズであった。


上り専用の登山道を登っていく。


しばらく登った所で、振り返る。
「いいね~」


南峰に到着すると、我々はさらに驚かされた。
「なんじゃ、こりゃ~」(笑)


言葉にできないほどの美しさ。


身も心もピンクに染まってしまいそうだ。


南峰を移動しながら、ピンクに染まった山を楽しむ。


ただただ驚くばかり。


得も言われぬ美しさ。




ヤスさん、激写につぐ激写。


足許を見ると、イワカガミが咲いていた。


美しい~


マイヅルソウもたくさん咲いていた。
美しい~


南峰から、右へ巻きながら、平治岳山頂を目指す。


ミヤマキリシマの密生する中を登って行く。


8:29
平治岳山頂に到着。


カカポくんも大満足。


山頂からは、ヤスさんと3月17日に登った由布岳が見えた。


尾根歩きを始める。
「あの先端まで行ってみよう」


「花の海」を泳ぐように歩いて行く。(笑)


しばらく歩き、振り返る。
満開のミヤマキリシマ。
「寂地山といい、雲仙といい、平治岳といい、すべて見頃でラッキーですね」
とヤスさん。
「いやいや、花のピーク時を狙った結果なんだけどな~」
と私。


お約束の、「ミヤマキリシマと三俣山」。


いいね~。


誰もがうっとり見惚れている。


山頂から、ぞくぞく人がやってくる。
そろそろ引き返そうか。


三俣山を何度も振り返りつつ戻って行く。


山頂は、登山者でごった返していた。


名残惜しげにミヤマキリシマを眺めながら、南峰へ移動する。


先程まで居た場所を、南峰から眺める。


山頂にいる人が小さく見える。


9:41
下山開始。
ミヤマキリシマをしっかり目に焼き付けて歩き出した。


下り専用の登山道では、ミヤマキリシマはあまり見ることができなかった。
そのかわり、ドウダンツツジが目を楽しませてくれた。


10:00
大戸越を通過。
「平治岳よ、さらば!」


再び、美しい緑の中へ入って行った。


途中、男池へ寄り道した。
男池へ行く途中で出会った巨樹。
巨大なタコのように感じた。


男池は美しく、飲んだらとても美味しかった。


11:47
男池園地駐車場に戻ってくる。
約6時間の山歩きだった。
今回も満開のミヤマキリシマを満喫することができ、
大満足の山行であった。
それにしても、6時間も歩いたのに、まだ午前中。(笑)
“一日二毛作”実施中。

帰路、お腹が空いたので、玖珠SAで、名物「とり天丼」を食べた。
美味しかった~


今日も「一日の王」になれました~

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