一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

鬼ノ鼻山~聖岳 ……ママコナ、オカトラノオ、ムラサキニガナがもう開花した……

2024年06月12日 | 鬼ノ鼻山・聖岳


6月11日(火)

九州南部は6月8日に梅雨入りした。
平年より9日遅い梅雨入りとのことだが、
九州北部はまだ梅雨入りしていない。
それでも、今週末には梅雨前線が本州付近まで北上してくる見込みなので、
九州北部から関東にかけても土曜から日曜は雨となり、
このタイミングで梅雨入りしそうとのこと。
梅雨入りしたら豪雨の日もあり、登山も難しくなるので、
雨が降らない日はなるべく山へ行きたい。

今日は、鬼ノ鼻山から聖岳へ往復縦走しようと思う。
いつものように“憩いの森”からとりつく。


今日は遊歩道を登って行く。


緑の中にいるのは気持ちが好い。


ゆっくり登って行く。




“鬼の展望台”に到着。


まだ梅雨入りはしていないものの、なんだかどんよりとした天気で、
天山も稜線の部分がわずかに見える程度だった。


一旦下って、登り返す。


鬼ノ鼻山山頂に到着。


先へ進み、


“鬼のテラス”で一休み。


霞んでいて雲仙も見えず、ここでも展望はイマイチであった。


さらに先へ進む。


“みはらしの丘”を通過。


夏草が茂り始め、緑が濃くなっていく。


雰囲気の好い道もある。


二等三角点のある「弁天山」を通過。




途中から右折し、下って行く。


右手にクスノキ群生林を見ながら下って行く。




鞍部に出て、左奥の道を登って行く。


急坂を登り切ると、


聖岳山頂にある聖岳神社の祠が見えてくる。


聖岳山頂に到着。


(今話題の)ハート型の手水(ちょうず)鉢をパチリ。
「これを見た人は恋が成就する」そうだ。(コラコラ)


ヤマツツジが美しかった。


展望台で、




こんな風景を見ながらランチ。




最後に、本日出逢った花々を紹介しよう。
ドクダミの花が群生していた。


ありふれた花だが、よく見ると美しい花だ。


かつて、斎藤茂吉は、
道のべに どくだみの花 かすかにて 咲きあることを われは忘れず」(道端に小さなどくだみの花が咲いています。どんなに小さくても、微かな存在ではあっても、この大地に咲いてくれているどくだみのことを私は忘れません)
と詠んだ。

今年亡くなった星野富弘さん(2024年4月28日死去、享年78歳)にも、

知らなかったよ
こんなにきれいだったなんて
すぐそばにいて
知らなかったよ


という詩がある。


ウツボグサも、


オオハンゲも、群生していた。


ミゾソバの花(花期は8月~10月)も、もう咲いていた。




驚いたことに、ヤマハッカの花も咲いていた。(花期は8月~10月)


ノビルの花も見ることができた。


私の好きなノイバラの花もたくさん咲いている。


コナスビや、


コキンバイザサの花も逢えた。


いいね~


ニガナの花はもちろん、


ムラサキニガナの花も咲いていた。


嬉しい。


美しい。


オカトラノオの花も姿を現していた。


ツンとしたカッコイイ花。


いいね~


いかにも「虎の尾」らしい花。


この花もよく見ると美しい。


期待したママコナの花も咲いていた。


可愛い。


こちらにも咲いている。


今日も「一日の王」になれました~


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