一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

八幡岳 ……あの花に、会いたくて 会いたくて……

2010年06月03日 | 八幡岳・女山(船山)・眉山
今日の休みは忙しくて、家に帰り着いたのは午後3時頃。
かつてサルトルは、ある小説の中で、この午後3時を、
「奇妙なひととき」
と表現した。
なにかするには遅すぎて、なにかするには早すぎる時間……だと。
だが、夏至に近い今は、日が長い。
まだ遅すぎる時間ではない。
近くの低山なら、十分に楽しめる。
ということで、急いで八幡岳へ。
あの花が咲いているかどうか確かめに……

今しがた車のFMから流れていた曲を思い出す。
西野カナの、「会いたくて 会いたくて」。
初めて聴いて、ちょっとシビレてしまった。
5月19日に発売されたばかりの曲だとか。
西野カナの10thシングル。


顔はドライな感じの超現代的な子だけど、
曲調は、情緒的で、切ない。
【♪西野カナの「会いたくて 会いたくて」】

八幡岳の中腹から見る作礼山。


そして天山。
特に天山は、こちらから見ると、いつもの天山とは違った形に見える。
双耳峰のように見え、向かって右側が雨山、左が天山である。


八幡岳が見えてきた。
この角度から撮ると、八幡岳もちょっと素敵だ。


そして、秘密の花園に足を踏み入れる。


「あっ、まだ咲いていない」
残念!
開花には、もう少し時間がかかりそうだ。


楽しみが先に延びたと考えることにして、歩き出す。
耳をすますと、蝉の声が……
私にとっては、今年初。
雲も、夏雲のような感じになってきた。
夏はもうすぐそこまで来ている。


帰路、蕨野の棚田が見える展望所に立ち寄る。
棚田に水が引かれ、美しさがひときわ増していた。

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