長崎街道を完歩されたそよかぜさんから、
「長崎街道の一番目を歩いていない人がいますので、9月27日(木)に「長崎~市布」間を歩きます。たぶん25kmくらいです。もしかしてタクさんは興味があるのではと思ってメールしました」
とのお誘いメールが届いた。
9月27日が木曜日なので、
いつも木曜日に休みを取っている私にもお声をかけて頂いたのだろう。
山歩きも好きだが、
街歩きも好きな私。
参加させて頂くことにする。
「帰りは市布駅から乗れますから電車がいいですよ」
とのことなので、電車で行くことにした。
さっそく時刻表を調べると、
5時2分・肥前山口駅発の鈍行電車に乗ると、
7時4分に長崎駅に着く。
出島電停付近に8時10分集合とのことなので、
長崎駅から歩いて行っても十分に間に合う。
旅気分で楽しむことにしよう。
配偶者の車で送ってもらい、肥前山口駅へ。
05:02
肥前山口駅発。
各駅停車の電車なので、長崎駅まで2時間かかるが、
私の場合、読書ができれば、何時間でも大丈夫。(笑)
貴重な読書タイム。
今回は、宮本輝の『錦繍』を持参。
何度も読んでいる小説だが、
毎年秋になるとまた手にとってしまう傑作。
07:04
長崎駅に到着。
構内にあるパン屋さんが開いていたので、できたてパンを購入。
長崎駅を見ながら朝食。
朝食後、GPSに電源を入れ、出発。
長崎街道の出発地点は別にあるが、私としての出発は、ここ長崎駅。
07:43
出島電停に到着。
すでに、hirokoさん、hirokoパパさんが来ておられた。
昨日はそよかぜさんたちと嬉野付近を歩き、
昨晩は長崎で打ち上げだったとのこと。
ほどなく、マツさん、ミーさん、そよかぜさんが到着。
他に男性2名ほど参加予定だったが、
昨夜の打ち上げで呑み過ぎて、やむなく不参加とのこと。
今回のコースは、
出島~長崎県庁~諏訪神社前~長崎街道始まるの石碑~蛍茶屋~日見峠~芒塚~日見宿場~腹切り坂~矢上宿場~古賀の藤棚~市布駅。
参加者は、
そよかぜさん、hirokoさん、hirokoパパさん、マツさん、ミーさん、タクの6名。
途中、bambooさんが合流予定。
08:04
出島電停前を出発。
出島付近の美しい石垣を見ながら軽快に歩いて行く。
私は街歩きが好きなので、ワクワクする。
08:21
長崎県庁に到着。
県庁の敷地内に「長崎奉行所西役所跡」があり、
長崎街道の実質的な起点はこことのこと。
この後も、次々と史跡が現れる。
大袈裟ではなく、数メートルおきに史跡がある。
長崎の街自体が博物館のよう。
とても全部を紹介することはできないので、あしからず。
陸橋を渡る。
陸橋から見た長崎の街。
大好きな街を歩ける幸せ。
08:38
長崎県立美術博物館に立ち寄る。
とても立派な建物だ。
08:48
諏訪神社前を通過。
08:51
シーボルト通りに入る。
08:55
「長崎街道ここに始まる」の石碑に到着。
改めて再出発。(笑)
09:04
一の瀬橋に到着。
小さいけれど、美しく立派な石橋である。
見えてきたのは、蛍茶屋跡。
09:13
蛍茶屋跡に到着。
映画『長崎ぶらぶら節』の冒頭にこの蛍茶屋付近が出てくる。
かつて、外部からやって来た人にとっては、ここが長崎への入口であったのだろう。
この先から、「長崎街道」の立派な標識が設置されている。
09:17
渡鳥塚に到着。
石碑の表に芭蕉の句が、
右側に去来の句が陰刻されている。
去来は長崎出身だったことを思い出す。
長崎らしい細い坂道を歩いていると、
ボッカしているような人を見かけたので、声をかける。
生協の配達員とのことで、
車が入れないような場所をこのようなボッカスタイルで歩いているとのこと。
やはり長崎はスゴイ所だ。(笑)
10:04
かつて「天下の難所」と言われていた「日見峠」の登り口にさしかかる。
急坂だが、美しい風景が広がる。
10:23
峠を越え、日見新道に出る。
峠を33mも切り下げた切り通しで、明治15年に開通したとのこと。
当時は、ここを通るには、1人5厘、人力車2銭、馬車5銭が必要だったとか。
わが国の有料道路の始まりと言われている。
10:31
笹塚句碑に到着。
長崎出身の向井去来(1651~1704)の句碑で、
天明4年(1784)に長崎の俳人たちが建立したもの。
この辺りから、街道沿いに松が植樹されていて、
植樹をしたであろう小学生が書いた句が、それぞれの松の傍に建てられていた。
10:53
歯痛観音に到着。
この観音さまは、片手を頬に当てており、
遠い、永い未来に想いをはせ、何かを待ちつつ瞑想にふけっている姿なのだが、
あたかも歯が痛いのをおさえているように見えるため、この名がついたとか。
面白いね~
その後も軽快に歩いて行く。
11:02
腹切坂に到着。
腹切坂の名の由来(試合をして武士が町人に負けた)を知り、
切腹した武士を哀れに思った。
この腹切坂はほとんど利用されていないらしく、草茫々。
11:24
ヤブ漕ぎに突入。(笑)
ようやく脱出し、
11:41
領境石に到着。
従是北佐嘉領(これより北、佐嘉領)とある。
天領で逢った日見村と、佐賀藩諫早領であった矢上村と境を示している。
12:09
矢上の大楠に到着。
本当に大きな楠だった。
12:15
矢上神社に到着。
ここでbambooさんと合流。
そして昼食。
12:44
出発。
空はすっかり秋の空。
13:26
古賀殉教地に到着。
キリシタン弾圧により、
1630年以降、古賀地区のキリシタンはほとんど絶えてしまったそうだ。
美しい川沿いを歩いて行く。
この川には蛍が舞うとのこと。
この後、マツさんの自宅に立ち寄り、休憩。
お茶を御馳走になり、卵をお土産に頂く。
マツさん、ありがとうございました。
14:19
本日の目的地「古賀の藤棚」に到着。
古賀人形の工房を見学し、
バスで帰られるマツさんとbambooさんとお別れ。
14:45
市布駅に到着。
ここで、長崎方面に帰られる皆さんとお別れ。
14:55
諫早行きの電車に乗る。
15:05
諫早駅着。
15:38
白いかもめ30号に乗り換え。
読書のかたわら、ときおり顔を上げ、車窓から見える景色を楽しむ。
雲仙や、
多良山系の山々が美しかった。
16:25
肥前山口駅に到着。
配偶者の車にピックアップされ、帰宅。
一日だけであったが、長崎街道の素晴らしさを垣間見させてもらった。
素晴らしい一日であった。
お声をかけて下さったそよかぜさん、
そして、一緒に歩いて下さったhirokoさん、hirokoパパさん、マツさん、ミーさん、bambooさん、
ありがとうございました。
「長崎街道の一番目を歩いていない人がいますので、9月27日(木)に「長崎~市布」間を歩きます。たぶん25kmくらいです。もしかしてタクさんは興味があるのではと思ってメールしました」
とのお誘いメールが届いた。
9月27日が木曜日なので、
いつも木曜日に休みを取っている私にもお声をかけて頂いたのだろう。
山歩きも好きだが、
街歩きも好きな私。
参加させて頂くことにする。
「帰りは市布駅から乗れますから電車がいいですよ」
とのことなので、電車で行くことにした。
さっそく時刻表を調べると、
5時2分・肥前山口駅発の鈍行電車に乗ると、
7時4分に長崎駅に着く。
出島電停付近に8時10分集合とのことなので、
長崎駅から歩いて行っても十分に間に合う。
旅気分で楽しむことにしよう。
配偶者の車で送ってもらい、肥前山口駅へ。
05:02
肥前山口駅発。
各駅停車の電車なので、長崎駅まで2時間かかるが、
私の場合、読書ができれば、何時間でも大丈夫。(笑)
貴重な読書タイム。
今回は、宮本輝の『錦繍』を持参。
何度も読んでいる小説だが、
毎年秋になるとまた手にとってしまう傑作。
07:04
長崎駅に到着。
構内にあるパン屋さんが開いていたので、できたてパンを購入。
長崎駅を見ながら朝食。
朝食後、GPSに電源を入れ、出発。
長崎街道の出発地点は別にあるが、私としての出発は、ここ長崎駅。
07:43
出島電停に到着。
すでに、hirokoさん、hirokoパパさんが来ておられた。
昨日はそよかぜさんたちと嬉野付近を歩き、
昨晩は長崎で打ち上げだったとのこと。
ほどなく、マツさん、ミーさん、そよかぜさんが到着。
他に男性2名ほど参加予定だったが、
昨夜の打ち上げで呑み過ぎて、やむなく不参加とのこと。
今回のコースは、
出島~長崎県庁~諏訪神社前~長崎街道始まるの石碑~蛍茶屋~日見峠~芒塚~日見宿場~腹切り坂~矢上宿場~古賀の藤棚~市布駅。
参加者は、
そよかぜさん、hirokoさん、hirokoパパさん、マツさん、ミーさん、タクの6名。
途中、bambooさんが合流予定。
08:04
出島電停前を出発。
出島付近の美しい石垣を見ながら軽快に歩いて行く。
私は街歩きが好きなので、ワクワクする。
08:21
長崎県庁に到着。
県庁の敷地内に「長崎奉行所西役所跡」があり、
長崎街道の実質的な起点はこことのこと。
この後も、次々と史跡が現れる。
大袈裟ではなく、数メートルおきに史跡がある。
長崎の街自体が博物館のよう。
とても全部を紹介することはできないので、あしからず。
陸橋を渡る。
陸橋から見た長崎の街。
大好きな街を歩ける幸せ。
08:38
長崎県立美術博物館に立ち寄る。
とても立派な建物だ。
08:48
諏訪神社前を通過。
08:51
シーボルト通りに入る。
08:55
「長崎街道ここに始まる」の石碑に到着。
改めて再出発。(笑)
09:04
一の瀬橋に到着。
小さいけれど、美しく立派な石橋である。
見えてきたのは、蛍茶屋跡。
09:13
蛍茶屋跡に到着。
映画『長崎ぶらぶら節』の冒頭にこの蛍茶屋付近が出てくる。
かつて、外部からやって来た人にとっては、ここが長崎への入口であったのだろう。
この先から、「長崎街道」の立派な標識が設置されている。
09:17
渡鳥塚に到着。
石碑の表に芭蕉の句が、
右側に去来の句が陰刻されている。
去来は長崎出身だったことを思い出す。
長崎らしい細い坂道を歩いていると、
ボッカしているような人を見かけたので、声をかける。
生協の配達員とのことで、
車が入れないような場所をこのようなボッカスタイルで歩いているとのこと。
やはり長崎はスゴイ所だ。(笑)
10:04
かつて「天下の難所」と言われていた「日見峠」の登り口にさしかかる。
急坂だが、美しい風景が広がる。
10:23
峠を越え、日見新道に出る。
峠を33mも切り下げた切り通しで、明治15年に開通したとのこと。
当時は、ここを通るには、1人5厘、人力車2銭、馬車5銭が必要だったとか。
わが国の有料道路の始まりと言われている。
10:31
笹塚句碑に到着。
長崎出身の向井去来(1651~1704)の句碑で、
天明4年(1784)に長崎の俳人たちが建立したもの。
この辺りから、街道沿いに松が植樹されていて、
植樹をしたであろう小学生が書いた句が、それぞれの松の傍に建てられていた。
10:53
歯痛観音に到着。
この観音さまは、片手を頬に当てており、
遠い、永い未来に想いをはせ、何かを待ちつつ瞑想にふけっている姿なのだが、
あたかも歯が痛いのをおさえているように見えるため、この名がついたとか。
面白いね~
その後も軽快に歩いて行く。
11:02
腹切坂に到着。
腹切坂の名の由来(試合をして武士が町人に負けた)を知り、
切腹した武士を哀れに思った。
この腹切坂はほとんど利用されていないらしく、草茫々。
11:24
ヤブ漕ぎに突入。(笑)
ようやく脱出し、
11:41
領境石に到着。
従是北佐嘉領(これより北、佐嘉領)とある。
天領で逢った日見村と、佐賀藩諫早領であった矢上村と境を示している。
12:09
矢上の大楠に到着。
本当に大きな楠だった。
12:15
矢上神社に到着。
ここでbambooさんと合流。
そして昼食。
12:44
出発。
空はすっかり秋の空。
13:26
古賀殉教地に到着。
キリシタン弾圧により、
1630年以降、古賀地区のキリシタンはほとんど絶えてしまったそうだ。
美しい川沿いを歩いて行く。
この川には蛍が舞うとのこと。
この後、マツさんの自宅に立ち寄り、休憩。
お茶を御馳走になり、卵をお土産に頂く。
マツさん、ありがとうございました。
14:19
本日の目的地「古賀の藤棚」に到着。
古賀人形の工房を見学し、
バスで帰られるマツさんとbambooさんとお別れ。
14:45
市布駅に到着。
ここで、長崎方面に帰られる皆さんとお別れ。
14:55
諫早行きの電車に乗る。
15:05
諫早駅着。
15:38
白いかもめ30号に乗り換え。
読書のかたわら、ときおり顔を上げ、車窓から見える景色を楽しむ。
雲仙や、
多良山系の山々が美しかった。
16:25
肥前山口駅に到着。
配偶者の車にピックアップされ、帰宅。
一日だけであったが、長崎街道の素晴らしさを垣間見させてもらった。
素晴らしい一日であった。
お声をかけて下さったそよかぜさん、
そして、一緒に歩いて下さったhirokoさん、hirokoパパさん、マツさん、ミーさん、bambooさん、
ありがとうございました。