一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

天山山頂で“初日の出”を拝む ……霧氷やプチ氷瀑も見ることができたよ……

2020年01月01日 | 天山・彦岳
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

私の場合、数十年に渡って元旦は仕事をしていた。
なので、これまで山頂で“初日の出”を拝んだことはなかった。
それが、昨年(2019年)夏に定年退職し、
直後に新しい職場を得、職場環境が変わったことで、
元旦に休めることとなった。

ホームマウンテンである天山にはこれまで何百回と登っているし、
御来光登山も何度もしているが、
上記の理由によって、元旦にだけは登ったことがなく、
山頂から“初日の出”を拝んだことも(もちろん)なかった。
なので、今年(2020年)の元旦には、
〈天山山頂から“初日の出”を拝みたい……〉
という私の長年の夢をぜひとも叶えたいと思った。

天川登山口へ至る道は、
昨年の8月末の「佐賀豪雨」によって、
「通行止め」となっていた。


ずっと工事中であったのだが、
一応、通ることのできる状態になっているということで、(まだ舗装はされていない)


年末年始(12月28日~1月5日)だけは「通行止め」が一時解除されることとなった。




なので、最短距離で登ることのできる天川登山口から登ることにした。

6:35
天川登山口駐車場に到着。
駐車場はすでに満車で、


林道沿いにも車の列ができていたので、列の末尾に駐める。

ヘッドランプを装着し、
6:41
天川登山口から登り始める。


自分ではゆっくり歩いているつもりだが、
次々と登山者を追い抜いていく。
中高年者だけでなく、若者たちも追い抜いていく。(笑)
体力は後退しつつある(という自覚症状がある)が、
普段山登りをしていない人に比べれば、
格段に体力の違いがあるということか。

もうすぐ、山頂。


6:55
天山山頂に到着。
山頂には、すでに多くの人々がいて、
“初日の出”を「今か今か」と待っていた。


全部で100人くらいはいただろうか……


稜線はややガスっており、
“初日の出”を見ることができるかどうか心配された。


明るくなってきた。


キタ~~~~~
7:22
“初日の出”を拝む。


ズーム。


もっとズーム。


初めて見る天山山頂からの“初日の出”。


感動だ!


山頂にいるすべての人が、太陽をうっとりと眺めていた。


一人になりたかった私は、稜線散歩へ。
なぜなら、稜線には誰もいなかったから。


幻想的な風景。


霧氷もできている。


元旦は冷え込むと聞いていたので、霧氷も期待していたのだが、
予想的中。


縦走路の地面には、


7~8cmの霜柱もできていた。


いつもの場所で、


こんな風景や、


こんな風景を見ながら、珈琲タイム。
贅沢な時間。


本日の、「天山壁」と、


「天山壁」。
険しそう~~~(笑)


もうそろそろ山頂にも人がいなくなっているだろうと思い、
霧氷を探しながら戻って行く。


可愛い霧氷。


芸術的な霧氷。


青空に映える霧氷。


“初日の出”だけでも嬉しいのに、
霧氷まで見ることができ、感謝感激。






今年も良い一年になりそうだ。






“初日の出”と霧氷を存分に楽しみ、
下山開始。


往路では暗くてよくわからなかったのだが、
登山道にはプチ氷瀑がたくさんできていて、
それを撮りながら下って行く。


まさに氷の芸術。




元旦から、嬉しい“自然との出逢い”がたくさんあった!
今日も「一日の王」になれました~

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