一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

金立山 ……これほどの紅葉を、私だけで独り占めしていいのだろうか……

2011年12月04日 | 金立山
2年前(2009年)の11月26日
リーフさん、ミーちゃんの案内で、
金立山に登った。
東南尾根ルートで登り、緑のシャワーロードを下った。
紅葉真っ盛りの時期で、
東南尾根ルートの鮮やかな紅葉に驚嘆し、
「赤のシャワーロード」と化した緑のシャワーロードに卒倒した。
それまで、金立山では、
吹上観音を経由する正面登山道しか歩いたことがなかったから、
東南尾根ルートも、緑のシャワーロードも、
私にとってはもの凄く衝撃であった。
佐賀県の低山では、
作礼山の紅葉が素晴らしいが、
金立山も作礼山に勝るとも劣らない紅葉の名山だと思った。

今年は、暖かい日が続いているお陰で、
12月になっても低山ではまだ紅葉が楽しめる。
金立山の紅葉も今が見頃のようだ。(ミーちゃん、ありがとう)
2年前に歩いたあのルートを、今日は独りで歩いてみよう。


9:24
金立公園・コスモス園駐車場を出発。
高速道路の下をくぐり、右折。
左手にメタセコイアの美しい並木を見ながら歩いて行く。


9:43
丸山古墳を通過。
登山道に入って行く。


誰も歩いていない私だけの道。


下を見ると、落ち葉で埋め尽くされているけれど、


上を見ると、まだまだ紅葉真っ盛り。
嬉しい。


太陽の光を浴びると、一段と色が鮮やかになる。


これほどの紅葉を、私だけで独り占めしていいのだろうか?


今日も目が痛い。(笑)


下を見ると、花びらで埋め尽くされている。


上を見ると、サザンカの花が満開だ。


一見、行き止まり風だが、
左に東南尾根のとりつきがある。


10:05
東南尾根に入る。


あまり利用する人がいないからか、適度に荒れている。
でも雰囲気は好い。


ムラサキシキブの実が美しい。


尾根道から見える山の斜面も美しい。


登山道上の大木が邪魔だったので押し倒した。(笑)


10:39
東尾根との分岐点にさしかかる。
ここは左の東南尾根へ。(右が東尾根)


ヤブツバキが一輪だけ咲いていた。
サザンカと違って、
ポツンと一輪だけ咲いているというのが何とも好もしい。


11:02
正面登山道に出る。


11:06
金立神社上宮に到着。
しばし休憩。
11:15
出発。


山頂直下の車道に出る。
山頂までもう一息。


11:21
金立山山頂に到着。
山頂には、山名が書かれた大きな標識が建ててあった。


山頂から少し下りた場所から背振山系の山々が見えた。


下山路は、金立公園展望台の方へ。
沢などがあって、なかなか好い雰囲気。


12:12
展望台に到着。


佐賀平野の眺めが素晴らしい。
展望台ではカップルが食事中だったので、
邪魔しないように早々に退散。(笑)


展望台からは、25番(ここの紅葉がスゴイ)目指して、
あみだくじのように、下へ下へと下っていく。(笑)


下を見ると、黄色く染まっている。


上を見ても、黄色く染まっている。
何度もこういうことを繰り返している。(笑)


赤のシャワー、


金のシャワー、


これほどの紅葉は、


そう見られるものではない。


足許を見ると、芽生えたばかりの紅葉が……
こんなに小さくても、立派に紅葉している。


それにしても、なんという鮮やかさ。


たまには緑で目を休めないとね。(笑)


紅葉した喬木。


私のブログの写真は、横が基本だが、
この木だけは、縦で撮ってみた。
なんだか、ずっと見ていたい感じ。


この木は横に広がりがある。


下から見ると、今にも赤い塊が落ちてきそう。


紅葉で視界が塞がれてしまった。


12:39
あずま屋に到着。


ここから、あのメタセコイア並木が見えた。


あずま屋から14番、20番、25番と下っていく道の紅葉は、
とにかくスゴイ。


これほどの紅葉はなかなかお目にかかれない。


この紅葉は、ちょっと筆舌に尽くしがたい。


たっぷりと紅葉を堪能し、ゴールへ。


13:16
25番登山口に到着。


13:27
金立公園・コスモス園駐車場に到着。
約4時間の山歩きだった。
2年前も良かったけれど、
今年は、それ以上だったかもしれない。
こうしてブログを更新している今も、
私はあの紅葉の森にいる。

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