7月10日(水)
午後から雨とのことだったので、
早朝より八幡岳へ向かう。
八幡岳のオオキツネノカミソリは、例年7月下旬に満開を迎えるが、
今年の開花状況はどうか……を偵察したい。
まず、蕨野の棚田を見に行ってみる。
5月末は水田だった棚田も、
今は田植えも終わり、緑一色となっている。
山頂付近は、ややガスっているようだ。
八幡峠からアプローチ。
植林帯をゆっくり登って行く。
植林帯は味気ないと思われがちだが、実はそうでもない。
ヒナノウスツボが咲いていたりするからだ。
昨年見つけた場所では、今年も蕾をつけたヒナノウスツボを見ることができた。
まもなく開花するだろうが、
開花したらこのような可愛い花を見ることができる。
植林帯を抜けると、自然林の道となる。
石清水を右手に見ながら、
オオキツネノカミソリの群生地へ。
ところが、まったく咲いていない。
蕾をいくつか見つけたのみ。
“一部咲き”くらいにはなっているだろうと思っていたが、
今年の開花はかなり遅れそうだ。
山頂に近づくにつれ、花芽すら見られなくなった。
どこかの山岳会に所属する(妙齢の)御婦人二人が、
7月20日(土)の月例山行のために下見に来られていたが、
「この状況だと、10日後に満開は望めない」とお答えした。
ちなみに、昨年(2018年)7月22日はこんな感じであった。
今年は梅雨がかなり遅れたので、
山もまだ梅雨モードのような気がした。
その代わりと言ってはなんだが、
ハンカイソウの花が咲いていて、
嬉しかった。
咲き始めたネムノキの花を見ながら、
八幡岳山頂に到着。
やはりガスっていて、まったく展望は得られなかった。
展望所の方へ移動する。
展望所の方も、
まったく展望は得られなかった。
この後、散歩道へ。
コキンバイザサはたくさん咲いていた。
カワイイ。
モミジウリノキの花は、実になっていた。
あのリボンのような花からは想像できないね。(笑)
ギボウシはたくさん咲いていた。
里に下りると、オニユリや、
ヤブカンゾウも多く見られた。
今日も一日の王になれました~