一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

八幡岳 ……今年(2019年)の“オオキツネノカミソリ”の開花は少し遅れそう……

2019年07月11日 | 八幡岳・女山(船山)・眉山


7月10日(水)
午後から雨とのことだったので、
早朝より八幡岳へ向かう。
八幡岳のオオキツネノカミソリは、例年7月下旬に満開を迎えるが、
今年の開花状況はどうか……を偵察したい。

まず、蕨野の棚田を見に行ってみる。
5月末は水田だった棚田も、


今は田植えも終わり、緑一色となっている。


山頂付近は、ややガスっているようだ。


八幡峠からアプローチ。
植林帯をゆっくり登って行く。


植林帯は味気ないと思われがちだが、実はそうでもない。


ヒナノウスツボが咲いていたりするからだ。


昨年見つけた場所では、今年も蕾をつけたヒナノウスツボを見ることができた。


まもなく開花するだろうが、


開花したらこのような可愛い花を見ることができる。


植林帯を抜けると、自然林の道となる。


石清水を右手に見ながら、


オオキツネノカミソリの群生地へ。
ところが、まったく咲いていない。


蕾をいくつか見つけたのみ。




“一部咲き”くらいにはなっているだろうと思っていたが、
今年の開花はかなり遅れそうだ。


山頂に近づくにつれ、花芽すら見られなくなった。


どこかの山岳会に所属する(妙齢の)御婦人二人が、
7月20日(土)の月例山行のために下見に来られていたが、
「この状況だと、10日後に満開は望めない」とお答えした。
ちなみに、昨年(2018年)7月22日はこんな感じであった。


今年は梅雨がかなり遅れたので、
山もまだ梅雨モードのような気がした。


その代わりと言ってはなんだが、
ハンカイソウの花が咲いていて、




嬉しかった。


咲き始めたネムノキの花を見ながら、


八幡岳山頂に到着。


やはりガスっていて、まったく展望は得られなかった。


展望所の方へ移動する。


展望所の方も、


まったく展望は得られなかった。


この後、散歩道へ。
コキンバイザサはたくさん咲いていた。


カワイイ。


モミジウリノキの花は、実になっていた。


あのリボンのような花からは想像できないね。(笑)




ギボウシはたくさん咲いていた。


里に下りると、オニユリや、


ヤブカンゾウも多く見られた。


今日も一日の王になれました~


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