無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

日本みつばちの丸太巣箱制作

2009-01-11 15:32:23 | 日本みつばち
本日、

今日は天気がよく暖かかったので、午後から煙突の掃除をしました。

薪ストーブですから、2ヶ月に1回くらいのペースで煙突を掃除しています。

薪ストーブは煙突からの排気の良さが、とても大切です。煙突がすすで詰まってしまうと不完全燃焼を起こしてしまいます。

絵本にあったチムチムリーな金属のブラシで煙突内を掃除すると、物凄い煤(すす)の溜まり方で、煙突が煤で詰まっていました。

今晩も冷え込む予報なので、薪ストーブが大活躍してくれるはずです。

今日は、友人から借りている電動チェンソーで薪を切った後、以前購入した丸太を加工して、日本みつばちの巣箱を数個作りました。

今年の年末年始の挨拶で移動していた際に、空洞のできた丸太を譲ってもらっていたからです。

日本みつばちは、春先分蜂〈ぶんぽう)といって、巣分かれをします。

分かれた日本みつばちの御一行様をゲットするためには、自然の丸太で作った巣箱が良いそうです。

すでに空洞になった丸太なので、上下を水平に切り、蜂が入る穴を開けました。

今春になったら、日本みつばちの群が入ってくれたらなーと思います。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鶏と飲み水

2009-01-10 10:15:17 | 自然自給養鶏
本日。小寒の「泉水温をふくむ (せんすい あたたかをふくむ)」旧暦では、まだ見えない土の下では陽気が生じ、泉も温かさがある頃だそうです。

実感としては、ますます寒くなっているかのように思いますが、冬になると地下水の水温が温かく感じるように、 昔の人は今の人とは違った何かをつかんでいたのしょうか?気になります。

毎朝の日課に、鶏小屋の水の交換があります。

この時期になると、毎朝水が凍ってしまい鶏たちは飲むことができなくなります。

餌も大切ですが、気管支系統がか細い鶏たちにとって、新鮮な水と空気は欠かせないものだそうです。

そこで、毎朝餌をあげに行くときに、飲み水を新しくしてあげます。

そうすると、写真のように、喜んでゴクゴクと飲みます。

鶏の飲む姿は愛らしく、まずは、水をつついて、首を持ち上げ〈写真〉てから飲みます。

連日の大雪で、車が出ないときは、30分くらいかけて歩いて鶏に会いに行く時もあります。

鶏のお蔭で朝起きることができよかったです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本みつばち巣箱いろいろ〈リンゴの木箱〉

2009-01-08 19:13:31 | 日本みつばち
本日、

今日も鶏も元気です。

この時期、日本みつばちも田畑もとても静かで、しんみりとしがちです。

鶏の水が毎朝凍ってしまい、鶏たちが飲めなくなるので水を交換も兼ねて毎朝見に行きます。

今日は、鶏を畑に放し、しばらく一緒に日向ぼっこしていました。実際は、僕自身が日向ぼっこしていたようなものです。

うちの家の表には、写真のようにもらってきたリンゴの木箱が並んでいます。

冬の間の仕事として、日本みつばちの巣箱作りがあります。

まだはじめて3年目ですが、少しずつ日本みつばちが身近に感じられるようになりました。

今年の春にまた自然の日本みつばちをお迎えできるようにちょっとずつですが準備をし始めまようと思います。

●お知らせ●
あずみの自然農塾2009年間コース募集開始しました。第一募集1月末締切。先着順。定員18名。
http://www.ultraman.gr.jp/~sizennou/2009azuminosizennoubosyuyoukou.htm残りわずかになってきました、ありがたいことです。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2008エゴマエクストラバージンオイル完成!!

2009-01-07 08:17:17 | 日々の自然菜園
本日、。旧暦でいう『小寒』とはいえ、結構寒いです。

鶏は元気で、毎日5つぐらい卵を産んでくれます。

さて、今日は、昨日の続きでエゴマ油についてです。

先日、搾油のため出していたエゴマの実が、油になって戻ってきました!!

20kgのエゴマの実から、7.3kgもの油が採れました。

搾油率は、36.5パーセントとかなり高く、写真のように奇麗なエクストラバージンオイルに仕上がっています。

日本風にいえば、エゴマの実の生搾りオイルといった感じです。

最近の植物油は、搾油する場合、加熱し、より一層化学的に油が採れるように添加剤をいれて絞ります。その後、酸化防止剤を添加するので、結局いろいろ入ってしまい、油そのものを食べることは難しい現状です。

エゴマオイルは、必須オイルですが、とても酸化しやすく、加熱すると魚を焼いた時のにおいがします。

というのも、魚のオイルの主成分が、エゴマと同じαリノレン酸だからです。

そこで、写真のように小瓶120ccの小瓶に詰め、酸化を防ぎます。

【収穫した後からオイルにするまでの過程】は
1)収穫した実を水で3~5回ほど水を替えながら洗います。
2)その後、水をよく切り、天日で表面が乾くまで干します。
3)それから、乾燥しやすい暗所で1週間から10日以上よくよく乾燥させます。
4)搾油機で絞ります。


今回は残念ながら友人の搾油機で絞ることができなかったので、隣町の搾油所で絞ってもらいました。ちなみに絞り賃は、20kgで瓶に詰める手間をいれて9700円くらいでした。

けして安い搾油賃ではないですが、お金で買えないオイルということで助かります。

うちでは、生搾りの特徴を活かし、そのままパンにつけて食べたり、サラダやお浸しにかけたり、パスタにかけたり愉しんでいます。

ちなみに、搾りカス〈写真のボールの中身)は、お菓子やパンに入れて食べたり、畑に撒いたりして活用します。

今年から油粕の一部を鶏の餌に混ぜてあげています。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エゴマ叩き

2009-01-06 17:43:21 | 自家採種
本日ときどき

久々に長野に戻ってきました。
お正月休みは、ゆっくり過ごすことができ、本も2冊ほど読むこともできました。

執筆に必要なアイディアも浮かび、もう一冊書けそうな気がします。

年末にお年賀用に写真の整理をしていたら、以前見つからなかった写真を発見しました。

写真は、友人とエゴマ叩きの風景です。

エゴマは、紫蘇とおなじシソ科で、縄文時代から食べられていた植物です。

現在エゴマには、
1)油が採れる「黒エゴマ」。

2)実を味噌とあえてエゴマ味噌にしたりする「白エゴマ」。

3)焼肉などにはさんで食べる「韓国エゴマ」

の三種類がよく知られ、世界的に食べられています。

中でも、エゴマに含まれるαリノレン酸は、必須オイルの一つで、現代人に圧倒的に不足している油の成分の一つです。

というのも、αリノレン酸はエゴマ以外に、「新鮮な魚の油」と「亜麻仁油」ぐらいにしか含まれていない貴重で、必須オイルです。

以前の日本人は、魚からの油、エゴマ油中心の食事でした。先祖代々の油が現在ほとんど食べられないのは残念です。

去年から、友人に教わりながらエゴマを栽培しています。

【エゴマの実収穫法その後】
1)葉っぱが落葉しそうな状態で、刈り倒し、さらに乾燥させます。

2)その後、写真のように棒や板で叩くことにより、種を落とします。

3)種をよく乾燥させてから、唐箕(とうみ)やふるいで、種以外のものを除きます。


明日は、エゴマの油完成までをアップする予定です。
●お知らせ●
あずみの自然農塾2009年間コース募集開始しました。第一募集1月末締切。先着順。定員18名。
http://www.ultraman.gr.jp/~sizennou/2009azuminosizennoubosyuyoukou.htm


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

筑摩野五寸ニンジンの自家採種(埋め戻し)

2009-01-05 14:05:57 | 自家採種
本日
 
昨日の続きで、ニンジンの自家採種について書きたいと思います。

うちが気に入って育てている品種に自然農法育成「筑摩野五寸ニンジン」があります。

以前研修させていただいた自然農法センターhttp://www.janis.or.jp/users/infrc/seedservice/index.html

の育成品種です。

自然農法センターでは、自然農法に合った種子を無農薬・無肥料栽培で育てています。

種子の経歴も大切です。
どのようなところで育ったかによって、種は土地風土・栽培法に合った要素を伸ばしてきます。

自然農法センターでは、草生栽培といって、牧草を通路に生やしながら野菜の種を育てます。しかも無肥料でです。

野菜にとって、草があり、肥料がないことは坊ちゃん育ちはできません。

自分自身でたくましく育つために、自活できるよう立派な根を育てます。

水も養分も自給自足できる根は、草とも共存できる逞しさです。

そのような厳しい環境で育った「筑摩野五寸ニンジン」は、同じ火山灰土であるうちの畑でも素直に、美味しく育ってくれます。

全く同じ土壌環境ではないので、今年から自家採種をはじめようと思いました。

写真のように、埋め戻し、来年種を結ぶのを楽しみにしています。

ニンジンにとっては、冬の寒さやネズミに食べられるかもしれない危険もあるわけですが、無事数本でも越冬して種を残してほしいものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

筑摩野五寸ニンジンの自家採種(選抜)

2009-01-04 13:55:13 | 自家採種
本日

去年のうちに行う自家採種のための準備が色々あります。

中でも根菜類(大根・ニンジン・カブ)などは、秋のうちに収穫したものの中から形の揃ったものを選び、最低10本以上母本(親株)として埋めなおします。

自家採種するだけなら、数本残しておいて翌年に花が咲いたものが自然に種を結びますので、自家採種は簡単です。

しかし、ニンジンや大根、カブのように根が可食部の場合、食べるところを見ないで自家採種を繰り返すと、食べる部分が細く、硬い根になってしまう事もしばしばです。

そこで、一度掘り上げてから、形質が揃ったものを改めて埋めてあげます。

そうする事で、食べたい残したい形質の野菜の遺伝子が残りやすくなります。

去年は、大根の種を随分自家採種したので、
今年は、ニンジン、カブなどの自家採種をしようと思っています。

自家採種することで、いっそうその畑の風土に合った種が残せ、
自分好みの形質が遺伝し、
いっそう愛着がある野菜になっていきます。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一富士、二鷹、三茄子のお話。

2009-01-03 11:44:11 | 日々の自然菜園
本日

今、お正月休みで静岡に来ています。

暖かい静岡で、富士山を見ながらブログの更新ってのは最高ですよ。

日本の故事に「一富士、二鷹、三茄子」とあります。

江戸時代まで、日本では言葉を巧みにつかい、風流な文化がありました。

いいサイトがあったのでご紹介します。「一富士、二鷹、三茄子」


・ 大願成就説
  日本一の山「富士山」、賢くて強い鳥「鷹」、大願を『成す』ということで「なす」
・ 徳川家康の好んだもの
  富士山、鷹狩り、初物のなす
・ 駿河の国の高いものの順
  富士山、愛鷹山(あしたかやま)、初物のなすの値段
・ 縁起のよいもの(こと)の語呂合わせ
  富士は無事、鷹は高い、なすは事を成す

☆なすは江戸時代に温室栽培されるようになったのですが、夏が旬のなすを冬につくるのは、相当な手間と労力がいったようです。初物のなすは当然値段が高く、庶民にとって初物のなすを食べることは夢のまた夢だったようです。 東京ガスホームページよりhttp://home.tokyo-gas.co.jp/shoku110/unchiku/290.html

ハウスでの促成栽培の走りは、茄子にあったようです。

「物事を成す」ことから、初茄子は、縁起のシンボル。初物を食べると寿命が延びると相成って、贈答品やご挨拶用に金銀糸目をつけず取引されていたようです。

当時は油紙や静岡の暖かい気候を利用して育てた初茄子。

全国的にも、茄子は様々な品種が在来で育てられています。

家で育てた事のある在来ナスだけでも
仙台長ナス・新潟の巾着ナス・長野の小布施ナス・京都の加茂ナス・大阪の泉州水ナス・福岡の博多長ナス・九州在来青ナス・イタリアのローサビアンカなど8種類はあります。

それぞれの地域風土に根付いている在来ナスは、枝ぶりも、実の形も、育ちやすい環境もそれぞれで、育てていてナスの本性が見えて面白いです。

それに、初年度育たなかった品種も自家採種を繰り返す事で、地域風土にも慣れてきて育てやすくなります。



コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

防寒対策済みの鶏舎の完成!!

2009-01-02 15:25:05 | 日々の自然菜園
本日ときどき

実家から帰省し、安曇野の静けさと空気の美味しさを実感します。
お正月を家族と一緒に過ごし、のんびりする。

そんなことができるのも正月だからでしょうか。

便利になった一方で、とても忙しい日々の生活。

正月に限らず、毎日ちょっと、ホッとできるお茶の時間などを大切にしていきたいなーと思いました。

寒さに弱いうちのボイスブラン鶏クンのために、改装した鶏小屋は、先の研修生のお蔭もあり、ずいぶん本格的なものになりました。

鶏や日本みつばち、そしてお米にお野菜。
自給アイテムが揃う恵まれた生活に感謝し、一層味わっていきたいと思います。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鶏の餌箱改良中~

2009-01-01 23:41:49 | 自然自給養鶏
明けましておめでとうございます。

2009年、新暦の元旦です。

今年もよろしくお願い致します。

昨年から鶏を飼い始め、留守をする際に近所の友人達に世話を頼む事があります。

今までは、野菜相手だったので、苗を育てる期間2月末~5月中旬以外は、外出外泊も自由でした。

鶏の面倒をお願いすることは、相手に気を使います。
しかし、引く受けてくれる友人がとても気軽に引き受けてくれるので感謝しています。

留守にすると、鶏はどうしているか気になったりしてしまいます。

今回は、寒い1・2月を乗り切るように小屋の改装と供に、餌箱を改良してみました。

写真はまだ改良修理中の風景ですが、
餌箱上部に、「返し」をつけている途中の写真です。

とても人になついている鶏なので、餌がなくても餌箱修理中に寄ってきます。

今までの餌箱は、食べている最中に餌がこぼれてしまい、ロスが出ていました。

今回、餌箱の縁に、ストッパーになる板をつけ「返し」構造にしました。

現在の餌は、自給率60パーセント。
40パーセントは、トウモロコシを主体とした混合飼料です。

石油の高騰→トウモロコシの値の高騰→養鶏業者の廃業。
そんな流れがあります。

小屋を覆い温かくしたのも、餌箱を改良したのも貴重な餌を大切にしたかったからです。

自給自足は、循環を小さくします。

依存は、循環を大きくし、ロスを大きくします。

地球の裏がわで羽ばたいた蝶の羽ばたきが、いずれサイクロンを起こすように、地球規模でおこなれるものは、全て循環しています。

関係ないことなどありません。

今年はとくに小さな関係性を関係付け、大切にしていきたいと思います。

身近な小さな動きや、感じる事を味わいながら、感謝できれば、きっとその羽ばたきは、どこかで大きな幸せのハリケーンとなると思います。

小さな一歩。

池に投げた小さな小石が波紋を広げるように、

自分の投げかけた意思に集注出来たらいいなーと思います。

今年も皆様にとってよき年でありますように願います。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする