ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

エベレストの彼方(ボブ・ラングレー)

2020年01月19日 | 山はミステリー

ボブ・ラングレーの本をまた手にとった。どうも、相性が
良いといおうか、文体及びストーリーが気にいっているのだ。

この小説の表題からすると山岳小説のように思えるが、
実際には、スパイ小説か冒険小説と言える。

チベット自治区で、死んだと思われていたCIA工作員が
生きて、いまだに、中国軍と戦っていることがわかる。

この工作員を止めるために、山岳家であり、TVプロデューサー
でもある妻が、チベットに行って、説得するという話なのだが、
チベットに行く時間を短縮するために使うプロペラ機の
パイロットと恋に落ちるというロマンス小説の面もある。

もちろん、山岳小説といもいえる、ロッククライムの場面も
出てくる。

更に、ダライ・ラマが出てきたり、ラマ教の僧院での生活が
出てきたり、盛りだくさんなのだ。

本当にボブ・ラングレーという小説家は多才な作家だと思う。
また、読んでみたくなる作家だ。

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Kane & Abel(Jeffrey Archer) | トップ | 冬山の掟(新田次郎) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

山はミステリー」カテゴリの最新記事