ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

SIDNEY SHELDON

2007年08月19日 | 海外ミステリー(洋書)
洋書書評第7弾は、シドニーシェルダンです。
確か、こないだ亡くなったと聞いています。まさに、ページターナー、ペーパー
バックのキングのような作家ですね。ペーパーバックを始めて読む方には、やさしさ、読みやすさから、間違いなく、お勧めです。ただ、好き嫌いもあるでしょうね。私も、3作で、卒業しました。


①THE SKY IS FALLING

シドニーシェルダンの本を読んだのは、はじめてだが、実に、面白く読むことができた。400ページくらいを一気に読むことができた。ストーリー展開が早くて、あきさせなかった。ページターナーとは、よく言ったものだ。キャラクターも人気ニュースキャスターのDANAを始め、戦争で片腕を失ったケマルなど、良く描いていると思った。あえていえば、ストーリーが大掛かり過ぎていて、犯人が突然なイメージがあったことだった。

②IF TOMORROW COMES

シドニー・シェルダンの前作が面白かったので、AMAZONで、人気順に2作を購入した。絶対絶命の刑務所に入れられるシリアスな前半と、CON ARTISTの面白珍道中のような後半と全く違う読み物のような気がして、ちょっと違和感を感じた。ジェフとトレーシーの魅力的なキャラクターとは好対照に、追う立場の保険調査員、ダニエル・クーパーには、実は、母親殺しの罪を隣人に着せたという過去をもっているのも、ちょっと、やりすぎのような気がした。アメリカの義賊といえばステイングが有名だが、ネタは、ステイング以上に凝っているのに、一冊に収めたために、いそがしすぎた感じだ。

③THE OTHER SIDE OF MIDNIGHT

1985年の作品。ペーパーバックの読み方にも例題としている出ているくらいなので、シドニーシェルダンの作品の中でも、トップ5にいつも入っているようだ。正直言って、最初の方は、セックスシーンが多かったり、登場人物もかなり多かった。途中からは、ノエルの人間離れしたラリーダグラスへの復讐のための人生にもちょっと違和感が強かった。ただ、後半、ギリシャに行ってからの描写は、急に重々しい感じになり、法廷にて、罪を認めて銃殺にされるところは、中々、面白く読めたので、読後感は、悪くなかった。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« HARLAN COBEN | トップ | 疲れた~! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

海外ミステリー(洋書)」カテゴリの最新記事