Fever Dream/Cold Vengeance/Two gravesの3部作を読み終えた。
FBI捜査官、PENDERGAST捜査官の亡くなった妻の謎に迫るミステリーだが、
壮大な物語へと発展する。
物語はセントラルパークから始まる。そして、PENDERGAST捜査官の必死の追跡が始まる。
一方、この骨太の物語の裏で、2つの話が並行して進む。
一つは、CONSTANCEの物語だ。CONSTANCEの謎もまた、じょじょに、明らかにされていく。
そして、もうひとつは、PENDERGASTファンでもあるCORRIEの物語だ。
PENDERGASTの事件に深入りしてしまい、命を狙われたCORRIEは、
長く会ってもいない父の元に逃げ延びるのだが、何と、父は、銀行強盗をして、
逃走していたのだ。
そして、失意の中のPENDERGASTは、NYで起きた連続殺人事件に興味を持つことで、
再び、息を吹き返すのだが、相手は、人間業を超えた殺人鬼だった。
最後は、殺人鬼を追ってブラジルにわたるのだが、妻の死の謎にも迫るのだ。
あまり、ストーリーを言うとネタばれになるのだが、相も変わらず、ジャングルや
洞窟、地下トンネルなどの描写を書かせると、この作家は秀逸である。
更に、絶対絶命が、これほどまでに続くのは初めてではないだろうか。
それでも、何とかしてくれると思いながら、今回は、だめかもと思うくらい、
はらはらどきどきの物語だった。
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