ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

USE OF FORCE(BRAD THOR)

2019年11月10日 | 海外ミステリー(洋書)

#1 New York Times bestslling authorという文句に
つられて、読んでみた。

まず、この前に読んだ英国英語に対して、何と、クリーンな
米国英語なのだろうと驚いた。

それだけで、嬉しくなった。頭にすっと入ってくるし、
辞書で調べる回数も大幅に減った。

ストーリー的には、テロリストに対抗するCIAにいわゆる
外部委託された会社のスペシャリストがテロリストグループの
大規模なテロを未然に防ぐという物語だ。

若い作家のせいか、新しい、今風なところが目新しく感じた。

まず、敵が、ISISである。(ロシアの影があるが。)

高性能なドローンにより追跡やら、道案内やらもある。

テロ対策なのに、外部委託されている会社がある。

従来のスパイ小説だと、情報を得るために拷問をするのは、
敵国の場合が多かったように感じるが、何しろ、敵は、ISISである。
躊躇なく、拷問やら、薬物による尋問をして、テロ活動の情報を
得るのだ。

これが、現実なのかも知れない。

尚、全体の印象としては、正直言って、はらはらどきどきするのかと
思いきや、それほどでもない。理由は、主人公が強すぎるせいかも
知れない。後半、少し、盛り上がりを見せるも、淡々としている
感じがあった。


 


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