浅田次郎の本を読んでみたく思っていたが、図書館の予約が多くて、
読めないでいた。
そんな中で、ちょっと、面白そうな本を読むことができた。
奥多摩、御嶽山の神官屋敷での物語だ。
御嶽山と言えば、私も、2度ほど登ったことがある。一度は、御嶽山から
日出山へ。一度は、ロックガーデンを歩いた。
物語の中で、子供たちに登ってはいけないと言われていた天狗岩にも
よじ登ったことがある。大岳山は、いつか登ってみたい山だ。
この物語を読んで、ますます、御嶽山への興味が増大した。
7編の短編からなるこの物語は、どれも、独特の雰囲気を持っている。
漢字も、たぶん、漢検準1級以上の読めない漢字がどんどん出てくる。
最後の狐憑きの女性の物語など、本当かしらと思ってしまう。
だが、毎月のようにお祓いにくる人が絶えなかったというのだから、
心の病とばかりは言えないのかも知れない。
浅田次郎も、他の子供たちが見えないものが見える子供だったようだ。
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