ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

JEFFERY DEAVER

2007年08月18日 | 海外ミステリー(洋書)
洋書書評第4弾は、JEFFERY DEAVERです。最初に読んだTHE BLUE NOWHEREの印象が非常に強く、愛読しています。ビデオでも、ボーンコレクターは見ました。


①THE BLUE NOWHERE

天才的なハッカーPHATEと、かっては、ハッカーだったGIRETTEとの戦いを面白く読むことができた。また、PHATEの仲間であるSHAWNが誰であるかといったところも非常に興味のあるところだった。現実の世界とコンピューターの世界との問題も良く書けていたし、読後感も悪くなかった。お奨めの一冊と言って良いのではないかと思う。私の中では、トップ10に入れても良い。


②THE COFFIN DANCER

科学捜査官ということから、分析の面で、難しい単語が多かったこと。また、犯罪人の独り言が実際の会話かどうかわかりずらかったこと。爆発物や飛行機の特殊用語が多かったことが起因している。内容としては、暗殺を請け負ったcoffindancerと、科学捜査官、ライムと女性捜査官、アメリア・サシャのコンビの対決という図式で、読みごたえがあった。どんでん返しとスピード感も前に読んだBLUE NOWHERに劣らないし、このシリーズの評判通り、非常に緻密なプロットが設定されていた。最後にCOFFIN DANCERの正体が2転し、かつ、COFFIN DANCERを雇った人間も2転したのは、ちょっとやりすぎのような気もした。

③THE DEVIL'S TEARDROP

ジェフリーデイーバーのライムシリーズではない作品を読んだ.ブルーノーウエアが良かったせいでもある。キンケイドと、ルーカスという主人公に魅力を感じた。文書のちょっとしたところから、謎を解くところは、ダビンチコードなどよりも、凝っているようにも感じた。最後の2転、3転のどんでん返しは、ここまで必要かと思うほどだった。また、少し、無理があるようにも感じたが、終わり方は、温かみのある終わり方で、好感が持てた。

④TWISTED JEFFERY

DEAVERの17の短編集であり、AMAZONのトップ1にもなり、評判も良かったので読んでみた。THE CRRISTMAS PRESENTというのは、例のリンカーンライムが出てくるもので面白く読めた。中には、ちょっと、難しく感じるものもあったが、ミステリーのショートストーリーとしては、ドンデンガエシも有り、なかなか良くできたものもあった。ミステリーというか、少し、ホラーぽかったり、少し、ブラックユーモアぽかったりしていて、ミステリーとしては、やはり、リンカーンライムのものが一番、読みやすくもあり面白く感じた。また、LESSER-INCLUDEDOFFENCEという作品が、法廷ものとしては、優れた作品と思った。

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