ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

泣き虫しょったんの奇跡

2018年02月08日 | 将棋はミステリー

藤井聡太五段の登場により、将棋への興味が復活し、コンピュータの
対戦ゲームや詰将棋などをやるようになった。

プロ棋士になるには、奨励会に入って3段になり、最後の関門である
3段リーグを26歳までに勝ち抜かないとなれない。

しかし、実際には、80%が夢半ばで諦めることになるという。

この書は、年齢制限で一度はあきらめながら、将棋界を動かし、新しい制度により、
再挑戦して見事、プロ棋士になった瀬川5段の物語だ。

瀬川5段は、世代でいえば、羽生世代と同じ世代だ。(現在、47歳)

ドラえもんが好きな普通の少年が、将棋に目覚め、ライバルと切磋琢磨しながら
将棋が強くなり、プロを目指すようになるが、数々の試練が待ち構えているのだ。

その試練を乗り越えてプロになるのは、並大抵のことではなく、感動に涙腺が
ゆるくなる場面もいくつかあった。

ともすれば、天才的な羽生永世七冠や、藤井5段の物語に脚光がいくのは仕方ないが、
従来の制度を変えさせても、プロになった瀬川5段の物語も、また、一つのドラマだと
思った。

 

 


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