お茶色々
2025-03-05 | お茶
外出続きが終わり一日在宅だった雨の日。
服の大規模修理の合間に用意したのは「野生の紅茶 by 中国のお茶問屋の主人」。
発酵茶なので経年変化も楽しめるかと、ゆっくり消費しているお茶です。
中国で細かく切らない大きな茶葉のままの緑茶を飲んだ時も思いましたが、紅茶も同じで切らない方が味わい深くて好みです。
基本的に発酵茶は体を温めるので寒い季節に消費するのですが、今年はずっと風邪を拗らせてばかりだったので飲む機会がなく、久しぶりに飲みました。
一年ぶりになるのかな?

差し湯をして飲める紅茶
因みに、紅茶の代わりに飲んでいたのは緑茶やドクダミ茶です。
とうに平熱に戻ったのにいつまでも続く咳は、体の中にまだ余分な熱が残っていると思われたのと、ドクダミは痰を排出したかったから藁にもすがる思いで買い求めたのですが…
やはり生薬単一では効果を発揮できず。(何の為の処方よ!ってわかっちゃいるけど…)
西洋薬のようにシンプルにはいかないよなあ…と恨めしく思いつつもおまじないのつもりで一袋飲み切りました。
実はドクダミは生葉の匂いもお茶も苦手なのですが、比較的受け入れやすかったのは体が欲していたのだと思うことにします。
だって、少しでも効果があったと思いたい!
養生の書物には「春には花茶を」と記載があります。
でも私はあまり花茶が好きではなくて。
確かに問屋で試飲させてもらった特級品の花茶は「うん、これなら美味しく飲める。」と思い1斤(500g)購入したけど、ほぼ来客をもてなす用とお土産になったし。(大好評だったので購入したのは正解。)
バラも大好評で、工芸茶も大好評で、、、、、←結局自分では飲まない
春になる度に「花茶かあ…」と頭によぎるも、発酵の浅い高山ウーロン茶を飲んでいます。
苦手なら無理しない。
お茶飲みは修行ではないので、自分が美味しく楽しく飲めるものがいいですからね。
暑い季節に紅茶が飲みたくなるのは、もしかしたら体の中が冷えているのが原因かもしれないし。(冷たくして飲むのは温性を和らげる事にはならず体への負担になるのでできれば避けたい。)
どうしても夏でも紅茶がいい!のなら、夏野菜を積極的に食べるとか、他の温性の物を控える等してバランスを取ることもできます。
お茶時間はただただ、リラックスして、香りと味を楽しみたいなと。
これからも蘊蓄は頭の片隅に一応掲げておいて、気分第一優先で選ぼうと思います。