
夏かと思う様な生暖かい風が吹いたゴールデンウィークでしたが
5月5日は立夏。暦の上ではもう夏になりました。
我が家のベランダ菜園では大好きな香菜が僅かばかりですが青々とした葉をつけています。
その様子を部屋の中からながめてはいつ食べようかと楽しみに楽しみにとっておいたのですが、先日水やりついでにじっと見てみると、アブラムシの大軍が!!
ショック!
これは大変! アブラムシに食べられてしまう前に急いで収穫しなくちゃー!!
と慌てて収穫することに。収穫中は香りが辺り一面に漂って、中国の青空市場を思い出してしまいました。
中国に留学する以前は中国の香りと言えば「八角」でしたが、留学してからは「青空市場のにおい→香菜やセロリといった香り野菜や、旬の果物から漂う甘~い香り」になりました。日本で売っている野菜や果物はそこまで強烈な香りが無いので香りから中国を連想する機会は少なく自家栽培した香菜と苦手な為に敏感なセロリを手にした時くらいですけどね。
収穫した香菜はほんの少しですが一度に食べてしまうのはなんだか惜しい気がして、留学中に良くやっていたしょうゆ漬けにしました。
留学中は一人での自炊なので薬味系の野菜(葱や生姜など)、香菜は一束買っても1~2日では使い切れません。もちろん一度にどばっと食べたい時もありますが(特に香菜)、ほんのちょっとアクセントに使ったり、その香りだけでも!って事の方が多いので、この醤油漬けは我ながら良いアイデアだと思っています。
作り方は簡単で、野菜を洗ってから水気をよくきって、刻んで瓶に入れて醤油を上からまわしかけます。醤油の量は初めはあまり入れすぎず、野菜から出た水分と合わせて野菜がひたひたになる程度。水分の割合が少ない程日持ちが良くなります。
葱醤油はくたっとなった葱と共に冷や奴にのせたり、うどんやそばの薬味にしたりとこれからの季節は冷蔵庫に常備しておくと便利です。
香る野菜は気の巡りを良くする効果があります。
気の巡りが良くなるとモヤモヤとした気分がスッキリしたり、体の代謝や消化が良くなったり、と良い事だらけ。
梅雨の季節に体が重くてだるくて食欲も無くて…なんて時は体内に湿がたまっていることが多いので、こんな時も気の巡りを良くする事で湿気を追い出す事ができます。
気の巡りを良くする働きのある生薬は「行気薬」といいます。
気の巡りが悪いときだけでなく、水や血の巡りが悪い時には処方の中に原動力として行気薬も少し加えます。
この「少し」と言うのがポイント
なぜかと言うと、行気薬は使いすぎると気を消耗するのです。
どんなにいい薬も度を過ぎたり使い方を間違えれば害を及ぼします。
野菜や果物の様な食材は薬程効果が大きくありませんが、それでも長く続ければ影響力も大きくなります。それが体にとって良い効果となるように上手に調節できるといいですね
居酒屋でたまに出てくるなんだか分からないけどおいしいタレとかは、そういうの入ってるんでしょうね。使いこなせるようになりたいものです。
コメントありがとうございます。
薬味は慣れないと感覚をつかみにくいですよね。
私はインド料理のスパイスに対してそう感じます。
まずは1種類ずつ、芥子やわさびの様に別添えにして少しずつ合わせて食べてみてはどうでしょうか?
それぞれの個性がわかれば、そのうち組み合わせも想像しやすくどんどん展開できるようになると思いますよ!
失敗は成功のモト(笑)
楽しんでやってみて下さいね♪