ベトナムの誘惑７

■お正月の砂糖菓子：蓮、生姜、蓮の実
■ベトナム・コーヒー（練乳入り）

締め括りにベトナム・コーヒーをいただきました。テーブルで一杯づつ、じっくりとドリップしてくれます。ふふっ…今は錫ではない…昔のアチアチな設えを、懐かしく思い出しました。
フレンチローストを細かくひいて、濃く重いコーヒーに、溶けいる練乳。トルコのミント茶同様に、文化の違いを意識する時間です。
同行パティシエが仕上げたという、ベトナムの正月の砂糖菓子。日本の生姜糖よりは、軽くエレガントでした（笑）。でも同じアジアの食の営みを感じました。
砂糖菓子ののせられた金色の飾り皿は、美しい皿でした。ベトナムの正装であるアオザイを着た女性が二人。歩み去ろうとしています。
ベトナムの魅力たっぷりの時間の終わりに相応しい、静かなお皿でした。よき体験でした。ありがとう…カムオン！！
■グランカフェ （シェラトン・グランデ東京ベイ）、ベトナム・フェア開催中。


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ベトナムの誘惑６・艶やかなデザート

■ロンガンのデザート
■ベトナムまんじゅう
■フルーツ

ロンガン（竜眼）のゼザートは、ココナッツ、蓮の実も入る、不思議に甘い香のスープ・デザートでした。
このすがしい甘い香は、シンガポールで食したアイスクリームを思い出します…ウェブの食品リストでみるパンダンリーフ、タコノキの仲間ではないかと推測（笑）。
水まんじゅうのような、ベトナムまんじゅう（写真２）の中身は、甘煮の豆でした。面白い！はっきりした存在感は、日本でいうところのじょうしん粉ではないかとおもいます。むっちり＆ツルンの食感が美味しかったです。
印象的なデザートでした。グエン・シェフにパティシエも同行しているとのこと。楽しい驚きでした。


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ベトナムの誘惑５・強きフォー

■フォー・ガー（鶏肉のフォー）
街角の国民食にして、代表選手でもあるフォー（ニッコリ）。
おお、ボウルからは、きっぱりと鶏の香がしています。
ライス・ヌードルがしっとり。つるん＆とろんの間で、鶏の濃厚な存在感あるスープをまとって、口の中に拡がりました。
小綺麗なスープ・ヌードルではなく、くっきりとした主食たる力を秘めた麺でした。


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ベトナムの誘惑４

■牛フィレのグリル、レモングラスと唐辛子
きれいな牛…という不思議な感覚（笑）。少しだけチリの気配を感じる、むっちり旨き、ばら色のお肉でした。
ソースが印象的だったので、よく味わってみたく、パゲットをお願いしました。
焼き温めたパゲットには、ごく軽くガーリック・フレーバー。ふふっ。バインミーが美味しい国ですものね。ベース・ソースをひたして、楽しむことができました。


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ベトナムの誘惑３・暮らしを思う料理

■海老のオレンジソース
■お魚のレモングラス煮
綺麗なプレゼンテーション！
アンモナイトを思う、クルンッと丸まる、海老の尻尾が、異国情緒をそそります（笑）。
完璧な香のシトラス♪
搾りたてのオレンジを思う風味豊かな香、甘くはなく、すっきりと爽やかさがたつ。実にきれいなソース。ペパーミント、レモングラス、とまだ何か（笑）が溶け合うシトロン。海老はぷり旨で、揚げた殻の先端はパリパリとかじれるほど。
この華やかさと対比する、左奥の煮魚は滋味。レモングラスとナンプラーで、お米を主食にする文化園の人間をほっとさせる味。
素敵な料理の組み立て！光には陰があり、ハレにはケがある。華やかさと慎ましやかないづまい。
嬉しい一皿でした。


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ベトナムの誘惑２・蓮の実のスープ

■チキン、マッシュルーム、蓮の実のスープ （椎茸、しめじ）
チキン・スープで、かき玉子？（笑）という見た目です。いい香がします。甘い、ほのかな香。
一口ごとに身体の内側が、ほっと暖かくなる。染みるスープでした。ほっくり煮えた蓮の実が優しい。うふふ。穏やかな優しさ。


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ベトナムの誘惑１・香の饗宴

シェラトン・ハノイのグエン・シェフのお料理、グランカフェの北詰シェフの好意で楽しみます。

彩り豊か♪
複雑な香と、繊細な仕事を楽しく見ます。五感総動員中です（笑）。
■砂糖きびに巻いた海老すりみ団子の串焼き
■海老と青マンゴーのサラダ（ミントが香る）
■生春巻（小海老、ポーク、玉子焼き、香草と青葱）

香豊かで、ワクワクします。一つ一つのお料理が、独立して美味しい上に、特徴が調和して、一つの世界を作っています。
食材の味が解るようにしながら、ハーブを重ねて、華やかな纏まりを作る。香の使い方に魅了されます。面白い♪

巻き巻きして楽しめるようにと、たっぷりのリーフとパクチーがボウルに山盛り（笑）。心遣いが嬉しいです。
シェラトンだな…スタッフにはベトナム生まれの方もいて。その国の話を聞きながら食事をすることができる。
国境を壁と考えなくてすむ、自由な国で暮らしている喜びを感じるのです。


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あらためて…ベトナムの誘惑

夕闇の迫る頃、再訪しました（笑）。
ベトナムの誘惑…今回のベトナム・フェアの英文タイトルです。
テーブルで迎えてくれる睡蓮の花♪♪
グランカフェの喧騒の一角で。きれいに誘惑するベトナムの気配。まさにタイトル通り♪
マットを二色、ローズのグラデーションで揃えて。グランカフェの取り皿を睡蓮の葉に見立てて、クロス・ナプキンで睡蓮を象形する。
美しい♪ ようこそ、の気持ちが伝わる設えに感謝します。
■グランカフェ （シェラトン・グランデ東京ベイ）


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ベトナムの風３

バフェから、いくつか。
■パインセオ、牛すね肉の煮込み （写真１）
ベトナムの玉子焼きというか、お好み焼きというか、のパインセオは、つゆだく玉子焼で、優しくできていました。
煮込んで、ほろほろの肉は香味が活きていて、葉っぱ巻き巻き！して、イケました。

■海老のオレンジ・ソース （写真２）
海老をしゃちほこ立ちさせた、カリッとフライに、オレンジ・ソースを合わせた一品。
バフェ・トレイの中では、ぎゅうぎゅうに並んでいたので、開放（笑）。デザート・コーナーのジュレとフルーツソース、サラダ・コーナーのナッツと共に、こだわりで盛り付けてみました（笑）。
美味しくできています。ふんわりオレンジの香が、海老によくあっていて。

次はフォー・ガー（鶏肉のフォー）かな…と、思いつつ、バフェをみていて。
日本で常に思うことは、異国のお料理を日本的に合わせる巧みさ、です。
日本的…というか、バフェの宿命でもあります。世代も好みも様々なお客様に、なるべく沢山、楽しんでいただけるように標準化している苦心が、伝わります。ハーブを控えて、外づけにする等、ちょっとだけエスニックを演出する上手さ（微苦笑）。
私は我が儘で（笑）、それはツマラナイと思ってしまいます。
このシェフのテイストをもっと味わいたい！（欲）
誂えてくれた海老すり身団子やタマリンドソースの、ハーブをきれいに使う豊かなテイストを味わいたい！…シェラトン・ハノイはちょっと遠いし（笑）。
駄々っ子（笑）は、マネージャーを通して、駄目元でお願いしてみます。
求めよ、さらば、与えられん♪ 今日ある限りある食材の中で、工夫させていただきます…と、いってもらえました。
カムオン♪ （＝ありがとう、ベトナム語で）
■グランカフェ （シェラトン・グランデ東京ベイ）、５月中はベトナム・フェアを開催しています


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ベトナムの風２

■海老のすり身団子をさとうきびに巻いて（スウィート・チリ・ソース）
■ソフト・シェル・クラブのフライ （タマリンド・ソース）

美しい♪ 色彩のコントラストが見事♪ピンクとブラウンの濃淡を組み合わせる、センスが見事です。
この一皿は、グエン氏、グランの北詰シェフから。（バフェ・アイテムではありません）
華やかな香が素敵です。
海老のすり身団子は、粗く叩いた海老のむっちり感、レモングラスとナッツの香がきれいで、美味しい♪
ソフト・シェル・クラブは、香ばしく、噛むとジュワッと旨味があって。
秀逸なのがタマリンド・ソース♪ 深いコクがあり、過去最高の出来と思いました。ヤルナ♪
美味しいタマリンド・ソースは、お行儀無視（笑）で、味わいます。ソフト・シェル・クラブ、揚げた春雨、タマリンドを粗く切り混ぜます。それを残さずすくって、ほろ苦レタスに巻き巻きして、パクチーを添えてパクリ♪ うふふ。うまうま♪（写真３）
美味しく、ご機嫌な昼下がりなのです。
■グランカフェ


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