■八色小籠包:Signature Dynasty Xiao Long Bao (8 flavours)
さっきのカラフルな物体は、熱々の小籠包になりました!
この彩りの華やかさ!
まさか甘い?(笑) いいえ、彩りに目を奪われがちですが、八つの風味豊かな小籠包なのです(ニッコリ)。
ちゃんと、フレーバーの説明もついてきます(笑)。
皆で笑顔がこぼれます。さぁ、熱々をいただきます。もちろん何もつけません。ころんっと蓮華に移し上げ、唇を近づけ、軽く歯をたてカプリッ。ジュワッと吹き出すスープを味わいます。
センター・ピースの「白」からいきます。こちらは「オリジナル、Steamed original Xiao long Bao」です。
うん、ディンタイフォンのより、こっくりと濃厚な味わいです。マレー料理の影響を濃く宿すシンガポーリアン・チャイニーズらしい味です。
ニコニコしながら、目移りします。皆で同じものを当てっこしながら、食べていくことになりました(笑)。
じゃあ、次は「翡翠色」にしましょう。ほうれん草? 枝豆? パクチーだったりして?(笑)
騒いでからカプリッ…うわぁお、漢方薬……高麗人参?!
当たり、Ginsengです。苦さと奥深さの向こうから、お肉の甘さが走ってきます。
これは面白い!取説がなくても、迷うことなき味がわかります。
ちょっとビビったらしく(笑)、次は「薄茶色にします」と声が上がりました。筍かお魚では?の声に対して、カプリッ…あはっ、濃厚な重い丸さ!
「フォアグラ、Foie Gras」でした。
華やかな「ピンク色」は甘いんじゃないの?の期待を、きれいに裏切り(笑)、吹き出す朱橙色のスープに、びっくりします。四川か!旨辛い!
答は「麻辣、Szechuan」です。涙目で蓮華を拭き取るもの、嘗めるものに分かれました。
その後もお楽しみは続きます。
黄色はチーズ、うん、これは普通(笑)。
オレンジはプチプチとした食感が、ねっとりした卵焼に包まれているように感じました。答は「蟹の卵、Crab roe」。あぁ、これはBarcelonaのタパスと同じ!一皿のお料理を、一口にまとめた宇宙のような料理の形! ワクワクしました。
灰色は、かじった瞬間にパンチをくいます(笑)。ガーリックでした。
最後に選んだのは「黒」。かじった瞬間に立ち上がるのは香り!トリュフを想起します。「黒トリュフ、black truffle」でした。
やるな! これ、よくできています。香りと食味で、小籠包の一口に世界をつくっている。
一回限りのジョークでなく、また食べてみたいと思わせる完成度がありました。
このレストランの看板料理であるのが頷ける出来でした。
さらに言うなら、まだ人見知りの時期でも、これを囲んではしゃいだら、打ち解けるの必至です(笑)。デートにどうぞ(笑)。
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