トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

白が黒とは

2009-03-03 | 感じるままの回り道

Photo_2  肋骨を折ってしまった二日の午後、横になろうにも痛みが走るので就寝までは我慢する。腕を体幹から離しても痛いので上体は垂直に保ったままニュースを見ていたら恐ろしい事を伝えていた。

 蔵王の樹氷も九州の高山の雪も溶かすと黒い物質が残る、と言うレポートだった。その物質は大陸由来の煤煙粒子で、黄砂と合わさるとアレルギー症状を増幅すると言う。また大陸由来の飛散粒子には微生物が付着しているのが確認された…とも。

 痛みは前向きな思考を遮断するが、今回もろくなことを考えなかった。「鳥だけが運び屋ではないだろう。」とか「雪解け水は酸性水となって生態系を損傷する」とか。

 大陸の都市はスモッグで霞むが、この国は霞がスモッグに覆われている。煤塵でなく媒人のせいだろう。

 今日は昨日より痛くはないが、一日どんよりとした小雨日和の窓の外に桃の花の鮮やかな色が目に痛い。しばらくは踏んだりけったりか…。


この素晴らしい世界

2009-03-03 | 小人閑居して憮然

Photo『官僚は屏風にあらず胡麻まぶし』

『シロアリはこの木あの木と渡り喰い』

『律身も出世に負けて銭に下馬』

『稔り田はゆめまぼろしの永田かな』

『ビオトープ堰や永田の住血虫』