トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

見上げた空に

2009-03-19 | 感じるままの回り道

Img_9879 『彼岸入り朝日の前の半の月』

『いわし雲月泳ぎゆくあかね空』

『昼の月三段染めを眺めゆき』

『空碧く天高いほど身は深み』

 高い山で眺望をほしいままにしている訳でなく、樹冠の小窓から覗いているだけだが、

身震いする時がある。

 日の射さない森の中で、物の怪を感じるのに似た感覚だ。

見られている、動いた、呼ばれた、付いてくる等々、その時々で感じるものだ。

それと比べれば、光は心理的にも快適なはずだが、感覚とは理解しがたいものがある。

畏怖に近いものだろうか。


怒涛の春

2009-03-19 | 小父のお隣さん

Img_9880Img_9883Img_9881Img_9882_3Img_9886      家の周りも賑やかになってきた。昨日、今日と気温が高い影響で桜の開花も早まるとのことだ。

 冬の間、楽しませてくれた椿も最終花となってしまった。これからは実を摘み取って、秋まで二回ほど「チャドクガ」の発生に備えなければならない。写真はお気に入りの「岩根絞り」だ。

 骨折してから軽作業もせずにいたが、ローズマリーが伸びきったので刈り込んでやった。ついでに自分の頭も三ミリで刈った。

 禿げた額ほどの庭にも雑草が目に付くようになったから草取りもしてみた。ジャーマンアイリスも自宅軟禁していたうちに随分葉が伸びている。

 花ニラも雑草のうちだけど邪魔にならないからほっといたらあちこちに繁殖してきた。コロニーを眺めているのも「春だ」という気分になる。

 三つ葉アケビも蕾が膨らんできた。食用というより「アケビコノハ」の寄生が楽しみなのである。

 気張って「オイランソウ」の移植もしてしまったから痛みがぶり返すのかどうか、今夜が恐ろしい。

『花便り既に散りたる花もあり』

『来い来いと飛んでは落ちるタテハチョウ』

『蜜なめて酩酊したかモンキチョウ』

『草萌えてミドリシジミも深き青』

『チョットコイ呼ばれて立てばホーホケキョ』