トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

みどりごではないけれど

2009-03-15 | 感じるままの回り道

Sn3d0034『幼子の花飾り乞う手の温さ』

『荒還も阿羅漢となる赤子かな』

 さてさて、陽気に誘われて散歩代わりにフイールドに出向く。狙いはヒキガエルの卵塊の様子とショウジョウバカマの撮影だった。

 卵塊は核が長く成長していた。ショウジョウバカマは既に盛りが過ぎ、撮影するのは可愛そうな姿であった。途中、山桜が既に開花しているのが1本あったが、ケータイのカメラでは空をバックでは綺麗に写らなくて、出直しすることにする。

 草地に誘導している部分は、タンポポ、スミレの株が昨年より増えている。暖かい日差しに誘われて親子連れも何組か遊んでいた。自宅軟禁の二週間で春は大きく前進していたのだ。

  タンポポと蓮華草で髪飾りを編む

  まだ出来ぬうちから手に取りたがる

  眠くなってきたのか手が暖かい

  髪に乗せてあげると母のところに一目散だ

  まるで子犬だなあ…と思いつつ、陽炎のような一時だった