トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

乞う福の黄色い半咲き

2009-03-10 | 感じるままの回り道

 黄色は幸せを呼ぶ色だとか。確かに早春の黄色の花色は北国の生まれ育ちの小生には春を象徴する「嬉しい色」には違いない。

 その色の里山代表は自分的にはマンサク・タンポポ・菜の花だ。昨日のラジオでは越の国のどこかでマンサクが咲いたことを報じていた。

 今日も日差しが出てきたので、胸を押さえながら川辺を歩いてみた。緑も花数も多くなったと感じずにはいられない。住居の周りにはジキタリス、エニシダなどの黄色が目立つが、タンポポや菜の花とは明らかに心象が異なる。前者は毒があるし、後者は食べておいしい春の味覚だけど、それだけではないような気がしている。

 遊歩道脇に植栽されたトチの木の新芽は樹液を溢れさせて膨らんできた。日差しを反射してつややかだ。カラフルな園芸種よりこちらのほうが幸せ感がする。ちなみにクヌギ、コナラなどの冬芽はまだ硬かった。

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春となりぬる

2009-03-10 | 温故痴新

元『春はただ花のひとへに咲くばかり物のあわれは秋ぞまされる』 読み人知らず

新『春はただ花の人へと裂くばかり者の哀れは飽かれ勝れし』

元『春過ぎて夏来るらし白袴の衣乾したり天の香具山』 持統天皇

新『張り過ぎて熱来るらし代田植え子ども辞したる雨の時止み』